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南伊豆「しいの木やま」が移転1年 宿併設レストランが飲食に絞り再出発

店主の鈴木功(いさお)さんと妻の道子さん

店主の鈴木功(いさお)さんと妻の道子さん

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 伊勢エビを使ったパスタや伊豆牛のカレーなど、地元食材を使った洋食メニューを提供する「小さなレストラン『しいの木やま』」(南伊豆町下賀茂)が業態変更・移転して、5月14日で1年が過ぎた。

伊勢エビを丸ごと使ったパスタ(関連画像6枚)

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 店主の鈴木功さんは東京都出身。食品メーカー勤務と料理人修業を経て、2000年4月8日に「小さな宿&レストラン『しいの木やま』」(伊浜)を開業した。

 「夢で始めた宿泊事業は満足いくまでやり遂げた。今後はレストラン事業のみに専念したいと考えた」と鈴木さん。数年前、同町内での移転を検討し始め、知人の紹介で見つけた現在の場所でレストランに絞った店を開いた。

 店名の「しいの木やま」には、伊浜での開業時に切り開いた山に生えていたシイの木を、名前だけでも残したいという思いを込めている。現在の店でも以前と同じく自然豊かな雰囲気を感じてもらえるよう、木を使った装飾にこだわって空間をデザインし、軒先には草花を飾る。

 食材を町内の米農家や直売所で仕入れるなど、なるべく地のもの、近い場所で取れたものを使うことにこだわる。「南伊豆の観光客や移住者、地元住民が交流する拠点になるようなレストランになれれば」と鈴木さん。

 メニューには、「伊豆牛のビーフカレー」(1,200円)や「自家製フォカッチャ」(200円~)のほか、期間限定メニューとして町の特産品を使った「伊勢海老(えび)のパスタ」(2,500円)や「さざえのパスタ 明日葉ソース」(2,000円)などをそろえる。共に店を切り盛りする功さんの妻・道子さんは「パスタだけを頼む人、カレーだけを頼む人、パンをたくさん注文する人など、お客さまごとにさまざまな楽しみ方をしてくれる」と笑顔で話す。

 営業時間は、11時30分~14時30分、17時30分~21時。水曜・木曜定休。月曜・火曜のディナーは要予約。席数は20席。駐車場は3台。

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