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筑波大下田臨海実験センターが4年ぶり公開イベント 講演や施設見学など

来場を呼びかける和田茂樹助教

来場を呼びかける和田茂樹助教

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 普段は非公開の研究施設を見学したり、海洋生物に関する講演を聞いたりできる公開イベントが1月20日、筑波大学下田臨海実験センター(下田市鍋田)で開かれる。

施設内にあるさまざまな海洋生物の飼育室や研究室(関連画像9枚)

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 同施設は、下田町(現在の下田市)から土地の寄付を受け、1933(昭和8)年に東京文理科大学付属臨海実験所として発足。1976(昭和51)年、現在の筑波大学下田臨海実験センターに改称された。

 現在は8人の教員が所属し、さまざまな視点から海洋生物の研究を行っている。海洋生物に関わる実験施設や研究者が泊まる宿泊施設を備えるほか、研究調査船「つくばII」も保有している。

 2010(平成22)年、同施設の活動を広く知ってもらいたいと一般公開イベントを開始。今回はコロナ禍を経て4年ぶりの開催となる。中学生以上であれば、誰でも無料で参加できる。

 当日は、谷口俊介准教授が「ウニから学ぶこと」、柴小菊助教が「海の中のミクロの世界 鞭毛と繊毛」の演題で、それぞれ海洋生物に関する講演を行う。後半は普段は非公開の海洋生物の飼育室や各研究室、最先端の実験設備などを紹介する。

 イベントを担当する和田茂樹助教は「普段見られない生き物や研究設備を見て、海に興味を持つきっかけとなってもらえれば」と話す。「中高生や海洋研究に興味のある若い世代の人たちにも積極的に参加してほしい」とも。

 開催時間は13時~16時。入場無料。先着50人。1月12日17時まで、ウェブフォームで参加を受け付ける。

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