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下田・白浜「アロエの花まつり」開幕 アロエ料理の振る舞いも

三角すい状の南国らしいアロエの花

三角すい状の南国らしいアロエの花

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 「アロエの里」(下田市白浜)で現在、冬恒例のイベント「アロエの花まつり」が行われている。10日には謝恩イベント「アロエフェスタ」が開かれ、特設売店やアロエ料理の振る舞いなどでにぎわった。

インスタ映えスポット「Shirahamaドア」(関連画像9枚)

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 アロエは南アフリカ原産の植物で、食用や医薬部外品の原料として多く利用される。伊豆白浜には、明治時代末に地元の漁師が海外から持ち帰ったことにより広まり、温暖な気候のために繁殖して、家々の軒先でよく見られる風物詩となった。

 アロエが開花するのは11月後半から。群生するアロエに三角すい状の南国らしい真紅の花が咲き誇り、青い海とのコントラストの美しさにシャッターを切る観光客も多い。海岸沿いに約500メートル続く遊歩道には、白浜観光協会の職員が考えたというピンク色の「Shirahamaドア」も設置され、インスタ映えに一役買っている。

 アロエフェスタには、近場から足を運ぶ地元の人々や観光バスで来た人たち、バイクのツーリング仲間たちなどさまざまな来場者が見られた。遊歩道入り口に特設された売店では、アロエ商品の販売やアロエの花のかき揚げ・葉肉の刺し身など、アロエづくしの振る舞いが行われた。白浜太鼓の演奏や餅まきもあった。

 白浜観光協会の石渡華南枝(いしわたかなえ)さんは「アロエは派手ではないが、愛情が湧くタイプの植物。4年前に台風でアロエの株が流され、壊滅的な被害を受けた際も、地元の人たちが復旧作業に当たってくれた」と話す。同じく協会職員の津田亜由美さんは「草刈りや植栽などの作業にも、世代を超えた地域の協力に助けられている。正月も休まずオープンするので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

 アロエの花まつりは来春1月8日まで、休まず開催。開催時間は9時~15時。アロエ茶の無料振る舞い、ミニ鉢プレゼント、アロエ商品の販売などがある。

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