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熱川バナナワニ園で企画展「わにしょっかん」 アートでワニに触れる疑似体験

「わにしょっかん」の作品を制作した國司真音さん

「わにしょっかん」の作品を制作した國司真音さん

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 温泉熱を利用してのワニ飼育や熱帯植物栽培を行っている「熱川バナナワニ園」(東伊豆町奈良本)で11月20日、アート作品を通してワニに触る擬似体験ができる企画展「わにしょっかん」が始まった。

「わにしょっかん」で展示している作品(関連画像5枚)

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 飼育しているワニの種類は日本一の15種約100頭を誇る同園は、至近距離でワニを観察できるスポットとして人気を集め、今年9月で65周年を迎えた。飼育しているワニに触れることはできないため、よりワニの魅力を体感してほしいと、ワニに触れる擬似体験ができる展示を企画した。

 展示しているのは、東京芸術大学美術学部に在籍する國司真音(くにし・まのん)さんの作品。兵庫県生まれ滋賀県育ちの國司さんは生き物が好きで、その中でもワニはお気に入りの動物の一つ。高校生の時に動物園でワニを数時間スケッチした経験を持ち、それが美術の道を選ぶきっかけにもなった。ワニの魅力について、國司さんは「人間が立ち向かってもどうにもならなさそうな力強さが一番の魅力。そのゴツゴツのうろこがありつつ、流線型の頭や、しなやかな尻尾には美しさも感じる」と話す。

 園長の神山浩子さんは「今年6月ごろ、『卒業制作のためワニをじっくり観察したい』と國司さんから連絡をもらった。実際にお会いして話をしたところ、ワニが本当に好きなんだということが伝わってきた」と國司さんとの出会いを振り返る。

 今回のイベントでは、水面が描かれたキャンバスからワニの顔と背中が出ている姿を粘土などで立体的に表現した作品や、画面に映るワニにタッチできるデジタル作品などを展示している。作品のこだわりについて、國司さんは「形がはっきりしている部位に特に気合いを入れた。凸凹のコントラストが激しいところはワニらしさが詰まっているので注目してほしい」と話す。

 「本当に精巧にワニを作っていて、思わずずっとなでていたくなる」と話す神山さん。「恐ろしい面が強調されることの多いワニだが、当園ではワニの愛らしい魅力を伝えたいと日頃から努めている。國司さんの作品を通じて、ワニの新たな魅力を体感してほしい」と呼びかける。

 開園時間は9時~17時。入園料は、おとな=1,800円、こども(4歳~小学生)=900円、4歳未満無料。展示は分園フルーツパーラーで12月14日まで。

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