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河津町で40回目の「軽トラ市」 飲食やマッサージなど30店集結

40回を迎えた「河津寄って軽トラ市」の入口

40回を迎えた「河津寄って軽トラ市」の入口

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 河津小学校正門前の「姫宮通り」(河津町笹原)約270メートルを歩行者天国にして開かれている「軽トラ市」が9月24日で40回目を迎えた。河津町を中心に周辺市町も含め約30の出店者が集まり、多くの地元住民や観光客が買い物を楽しんだ。

「マリコとアレンの高山だんご」は東伊豆町からの出店(関連画像7枚)

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 岩手県雫石町を発祥とし全国で行われている「軽トラ市」は、その名の通り軽トラックの荷台に食料品・衣類・雑貨などの商品を陳列して販売する臨時の市。河津町では「河津寄って軽トラ市」の名称で四半期に一度開かれている。

 実行委員長の植松慶司さんは「シャッター街となってしまった姫宮通りににぎわいを取り戻そうと、日本三大軽トラ市の一つである愛知県新城市のものを参考に、当初は十数店が集まるイベントとして始まった」と話す。

 この日、地元河津町からはうなぎ店「 大川屋」や「わさびの丸山園」などの老舗に加え、初出店となるハンバーガーショップ「キャッスルクブルス」なども参加。周辺市町からも「Prte d’un reve」(下田市)、「マリコとアレンの高山だんご」(東伊豆町)、「南伊豆亭」(南伊豆町)などの飲食店が集まった。

 その他、多肉植物を販売する「ta29 SUZUKI」、「若石足療あしもあ・かのん」によるマッサージ、トートタロット占い「Greenwicca」、自動車販売の「ダイハツ下田」など、さまざまなジャンルの出店者が集まり、子どもからお年寄りまで幅広い世代が買い物や出店者とのコミュニケーションを楽しむ姿が見られた。 

 さらに同日、通りの中ほどにある河津小学校で、河津町が主催する「ニュースポーツフェスタ」も開かれ、軽トラ市での買い物の合間にスカットボールやモルックを楽しむ人たちの姿も見られた。

 「回を重ねても飽きられないよう、目玉となる出店者を確保したり、良好な新陳代謝を促したりすることを心がけている」と話す植松さん。「来場者と出店者はもちろん、軽トラ市を通じて出店者同士のつながりも生まれている。にぎわい創出とともに、出会いの場を今後も作っていきたい」と意欲を見せる。

 次回は12月10日。植松さんは「毎年12月は特に盛大に開催している。次回は10周年記念企画として、姉妹商工会や姉妹都市からも出店者を呼ぶ予定なので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

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