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石廊埼灯台のシンボルキャラクターが誕生 上田瞳さん演じるボイスドラマも

伊豆半島最南端に立つ石廊崎灯台

伊豆半島最南端に立つ石廊崎灯台

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 全国の灯台を擬人化してその歴史や文化を伝える「燈(あかり)の守り人」プロジェクトの第43弾として、石廊埼灯台(南伊豆町石廊崎)を擬人化したシンボルキャラクターが誕生した。9月8日に同キャラクターの南伊豆町への贈呈式が行われ、翌9日夜には同キャラクターが登場するボイスドラマが公開された。

新たに誕生した石廊埼灯台のキャラクター

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 IP(知的財産)作品の企画や開発に取り組む「ワンダーウェーブ」(本社=高知県高知市)を中心とする「燈の守り人製作委員会」が、2021年10月から手がける同プロジェクト。日本全国の灯台をキャラクター化し、それぞれの灯台の歴史や文化を元にしたボイスドラマなどのコンテンツを展開しており、今回の石廊埼灯台が43番目のキャラクターとなる。県内では過去に御前崎灯台も取り上げられている。

 同委員会の高田奨さんは「日本には約3000基の灯台があるが、廃止計画が進められている灯台も多い。日本の海を象徴する灯台の歴史や文化を物語として受け継ぎ、灯台を見に行きたくなるようなコンテンツにすることを目指している」と話す。「これまでの反応を見ると、特に20~30代の女性に人気が高い」とも。

 同プロジェクトには明治や幕末を思わせる和の雰囲気のキャラクターが多数登場するが、石廊埼灯台のキャラクターは暗めの紫色の着物に黒いマントを羽織った少年で、手足には包帯やばんそうこうをのぞかせている。「当初木造で建てられた石廊埼灯台は、台風で大破してコンクリート製のものに建て替えられている。そんな歴史を表現した」という。

 約17分のボイスドラマでは「ウマ娘プリティーダービー」などにも出演する声優・上田瞳さんが石廊埼灯台を演じる。すぐ近くにある神子元島(みこもとじま)灯台に抱く複雑な気持ちも交えたストーリーを情感豊かに演じ、動画サイトで先行配信を見た人からは「明るく朗らかで天真らんまんで、一生懸命な石廊崎灯台の役が素晴らしかった」「思わず涙が出た」「石廊埼灯台に行ってみたくなった」などの感想が見られた。

 ボイスドラマはユーチューブでいつでも聴くことができる。

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