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蓮台寺温泉「しだれ桃の里まつり」開催迫る 日本一の118段ひな飾りも

過去開催時の様子

過去開催時の様子

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 長い歴史を持つ温泉街・蓮台寺温泉(下田市蓮台寺)で3月23日、「しだれ桃の里まつり」が始まる。

天神神社の日本一の段数のひな段飾り(関連画像2枚)

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 「下田の奥座敷」と呼ばれ、奈良時代に行基上人が発見したとされる蓮台寺温泉で、3月下旬~4月上旬に見頃を迎えるしだれ桃を鑑賞できる同イベント。コロナ禍での4年間の中断を経て、2023年に再開。ピンク、白、紅色の花が一斉に咲く姿を楽しめる。

 この地域の名物として定着したしだれ花桃は、約40年前に故鈴木芳男さんが自宅の庭に桃の種を植え始めたのが発祥。現在では祭りのメイン会場となる鈴木邸だけでなく、蓮台寺川沿いなど地域全体でおよそ450本の桃の木が植えられている。

 会場近くの天神神社(蓮台寺)では期間中、境内まで続く階段にひな飾りを公開する。社号を掲げた鳥居から境内までの段数は118段で、屋外のひな段飾りとしては「素盞嗚(すさのお)神社」(東伊豆町稲取)と並び日本一の段数。ひな飾りは、市内の高校生がボランティアで毎日出し入れを行う。

 天神神社が保管する国指定重要文化財「大日如来坐像」の開帳も同時期に行い、下田市指定文化財の「四天王像」と併せてお披露目する。これらの像を見られるのは、同期間を含む年3回の特別公開日のみ。

 3月17日からは、まつりと連動した湯めぐり企画も開催。蓮台寺温泉にある「清流荘」「クアハウス石橋旅館」「大地の彩 花月亭」の3施設の日帰り入浴を1,500円(3歳以上)のチケット1枚で楽しめる。

 今年は新しい試みとして、オンライン地図サービス「Stroly(ストローリー)」を活用。GPSで取得した利用客の位置情報を基に、各スポットの詳しい情報が得られる特別マップを公開する。

 「しだれ桃の里まつり」の開放時間は、鈴木邸、天神神社共に9時30分~15時30分。湯めぐりは各施設の営業時間に準じる。まつりは4月6日まで、湯めぐり企画は4月24日まで。

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