![上から見た「湯けむり夜市」会場の様子](https://images.keizai.biz/shimoda_keizai/headline/1738877410_photo.jpg)
熱川温泉で台湾や地元のグルメを楽しめるイベント「湯けむり夜市」が2月1日、花はなぱぁ~く(東伊豆町熱川)で開かれた。
主催は「熱川にチェウフェン(きゅうふん)が灯(とも)る。」まちづくり協議会。2024年4月から、台湾とのつながりや台湾ちょうちんの温かい明かりを活用して、熱川温泉にかつてのにぎわいを取り戻すことを目指す「熱川台湾提灯(ちょうちん)プロジェクト」を推進している。
その取り組みの一環として、継続的に熱川温泉を盛り上げ、その魅力を発信することを目的に開催した同イベント。特に、熱川温泉を訪れた人が夜間に街歩きを楽しむきっかけを提供し、温泉街の活性化につなげることを重要な狙いとしている。
約400個の台湾ちょうちんを飾った会場では、訪れた人が楽しめるよう、地元飲食店を中心とした屋台10店舗が出店。熱川バナナワニ園(東伊豆町熱川)からはマスコットキャラクターの「熱川ばにお」も駆けつけ、訪れた人々に菓子まきを行った。熱川道灌太鼓によるパフォーマンスも披露され、町内外から約650人が訪れた。
東京から訪れた40代の男性宿泊客は「イベントの存在を知って訪れてみた。台湾の明かりと夜の活気が合わさって非常に楽しかった。ご飯を食べたり、ドリンク片手にまち歩きができてうれしい」と話していた。
東伊豆町観光産業課の太田裕介さんは「熱川温泉が継続的に盛り上がるきっかけとなるよう、月1回のペースで今後も続けていきたい。台湾ちょうちんを絡めたプロジェクトが4月で1年を迎えるため、その際にはより多くの方に楽しんでもらえる催しを用意していきたい」と意欲を見せる。
次回は3月1日に開催予定。