南伊豆町商工会が、町内20店以上が提供するカレーを紹介する冊子「南伊豆 Curry Love」を発行した。1月19日には、町内のカレー店が集まる「カレーフェスin南伊豆」も開く。
町内にカレーを提供する店が多いことから、カレーによるまちづくりと地域グルメ化を目指して、「南のカレーに合いに行こう」をキャッチフレーズとした冊子を制作。インドカレー、ネパールカレー、ベトナムカレーのほか、カレーを使った麺類、パン、クレープなど20店舗のメニューや店舗情報を掲載。冊子は1万部を用意し、同商工会や町観光協会、掲載店舗などで無料配布しているほか、ネットで閲覧できる電子ブックも用意する。
誌面でターバン姿でカレーをアピールする岡部克仁町長は「カレーと冊子が伊豆半島最南端のこの町に来ていただく一つのきっかけになって地域が盛り上がればうれしい」と期待を寄せ、「まちおこしに向けて事業者や関係団体の創意工夫と、さまざまな取り組みを支援していきたい」と意気込みを見せる。
掲載店の一店「Be HAPPY」店主の横山亜紀さんは「カレーは以前から人気メニューだったが、冊子のおかげでカレーの注文が増えた。帰りに冊子を持ち帰る人も多いので、他店のカレーと食べ比べて、お気に入りのカレーを見つけてほしい」と話す。
1月19日には今回で4回目となる「カレーフェス in 南伊豆」を下賀茂熱帯植物園(南伊豆町下賀茂)で開く。町内10店舗が参加し、3枚つづり1,200円のチケットでさまざまなカレーを楽しめる。参加店の「カフェ&ネパールカレー『ティハール』」の垣見宣子さんは「ショウガの利いたスパイシーカレーを、フェス限定のスペシャルトッピングで一味違ったものに仕上げる」と話す。
開催時間は11時~14時。