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下田で「カイブツ大集会」 賞金100万円や人脈の提供で若者の夢中を応援

「カイブツ大集会」で発表をする小学生

「カイブツ大集会」で発表をする小学生

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 何かに夢中になっている小学生~大学生を対象に、金銭的な支援や機会・人脈の提供を行うイベント「カイブツ大集会」が11月17日、WITH A TREE(下田市西本郷)で初めて開かれた。

「カイブツ大集会」参加者集合写真(関連画像10枚)

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 下田に拠点を置き、企業の新規事業サポートやプロデュースを手がける「Squad」(西本郷)が主催した。同イベントの「カイブツ」とは、「昭和の怪物」「平成の怪物」のように、何かに特別な強みを持っている人物を指す。同社代表の小池克典さんは「『カイブツ』になるためには、子ども時代から夢中で何かに取り組み続けることが大切。何かに夢中になっている若者を支援し、その『夢中』を続けられる環境を提供したい」と思いを話す。

 同イベントでは、全国から「夢中になっているもの」がある小学生~大学生を募集。一次審査を突破した参加者たちに会場でそれぞれの「夢中」を発表してもらい、入賞者には総額100万円の賞金や、スキル・人脈などを贈る。ビジネスプランのコンテストではないため、プランの優劣やどれくらい儲けが出るかなどは関係なく、入賞者はフィーリングや共感で選ばれる。

 会場には、全国各地から14人(1人はリモート)の若者が集合。5歳~21歳の出場者はそれれぞれ、「海外の人と交流できるゲームを作りたい」「大きなガンダムのプラモを作りたい」「Vチューバーになりたい」「映画監督になりたい」など、自分たちの夢について熱弁を振るった。

 唯一の外国人出場者となったインドネシア出身のマロ・アンドレさんは、日本のアニメや漫画、音楽などへの思いを日本語で熱く語り、3万円の賞金を手に入れた。マロさんは「うれしい。日本の文化をもっと学びたい」と喜んだ。

 下田高校に通う磯崎仁さんは「伊豆急行線に車内販売を復活させ、地元のおいしいものを販売することで、下田の良さを伝えたい」という思いを語り、スカッドからのビジネス支援の権利を獲得。磯崎さんは「今までぼんやりしていた夢への道が、急にはっきりと開けてきた」と力強く語った。

 小池さんは「今後も『カイブツ大集会』は続けていく。これからも何かに夢中な子どもたちを応援していきたい」と力を込める。

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