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河津七滝で秋の訪れ告げる「滝まつり」 イノシシ鍋など秋の味覚振る舞う

チラシを掲げる河津七滝観光協会の鈴木彰治会長

チラシを掲げる河津七滝観光協会の鈴木彰治会長

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 伊豆を代表する景勝地「河津七滝(ななだる)」で11月20日、秋の風物詩「滝まつり」が開かれる。

昨年の様子、イノシシ鍋を振る舞う山伏たち

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 この催しは河津七滝観光協会が主催し、1973(昭和48)年から続く恒例行事。毎年、木々が色づく11月下旬に開催している。

 河津七滝は約850メートルの遊歩道沿いに7つの滝が連なる名所で、上流から順に釜滝、エビ滝、蛇滝、初景滝、カニ滝、出合滝、大滝と名付けられている。それぞれが独特の形状を持ち、訪れる人を楽しませている。イベントは、川端康成の小説「伊豆の踊り子」に登場する主人公と踊り子の像が立つ、初景滝前広場で行われる。

 当日は、観光協会の会員が山伏の装いで登場し、イノシシ鍋(1杯100円)を振る舞うほか、イノシシコロッケ、アユの塩焼き、焼きシイタケなど、河津産の食材を使った料理も提供する。伊豆の踊子に扮(ふん)した女性もイベントの手伝いに訪れるという。

 河津七滝を含む天城地方は、京都・丹波篠山、岐阜・郡上八幡と並ぶイノシシの日本三大産地としても知られている。観光協会の鈴木彰治会長は「イノシシにはこだわっている。昨年は500杯用意したイノシシ鍋が完売したほどのにぎわいだった。イノシシは11月~2月が旬なので、ぜひ河津ならではの味を楽しんでほしい」と呼びかける。

 11月20日~12月10日には「七滝なぞなぞウオークラリー」も実施。七滝遊歩道の各所に設置されたヒントを頼りになぞ謎を解き、正解者には抽選で七滝温泉内の無料宿泊券や買い物券が当たる。

 「紅葉は例年、11月下旬から12月中旬まで楽しめる。この時期の滝は特に風情がある。遊歩道を散策して、河津の自然を楽しんでほしい」と鈴木会長は呼びかける。

 開催時間は10時~15時。東海バス「河津七滝温泉」バス停下車徒歩10分。無料駐車場も用意する。

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