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「風まち下田」でオープニングイベント 地域内外の交流が生まれる施設に

オーナー津留崎さんによる懇親会のあいさつ

オーナー津留崎さんによる懇親会のあいさつ

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 ゲストハウスやコワーキングスペースなどの機能を持つ複合施設「Kazemachi SHIMODA(風まち下田)」(下田市武ガ浜)で9月22日、開業を祝うオープニングイベントが開かれた。

オーナー津留崎さんも副業寿司職人としてすしを振る舞った(関連画像10枚)

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 同施設を運営するのは2017(平成29)年に下田に移住した津留崎鎮生さん。2023年末に閉鎖された大手企業運営のワーケーション施設跡を複合施設として復活させるため、新たに法人を立ち上げて建物を借り上げ、7月に開業した。「下田に吹き始めた新たな風を絶やしてはいけないと感じ、地域内外の人が集う『交流・共創・挑戦の場』を作りたいと考えた」と津留崎さんは振り返る。

 同施設の開業を祝うオープニングイベントは内覧会と懇親会の2部構成で行い、地域内外から思いに賛同した約70人が集まった。

 内覧会では、東伊豆町で活動するコーヒースタンド「Nitotte coffee」(東伊豆町稲取)が出店。参加者たちはコーヒー片手に、津留崎さんによる施設案内や説明に耳を傾けた。懇親会では、下田で「副業寿司(すし)職人」という新たな取り組みを手がける「寿しらぼ三〇二」によるすしや、同施設のシェアカフェを管理している津留崎さんの妻・徹花さんによる「おつまみセット」を用意し、参加者同士での交流を楽しんだ。

 「当初はあまり視野に入れていなかったカフェの営業を通じて、オープニングイベントにも多くの人が集まってくれた。地域で活動する事業者の応援にもつながる場になった」と話す津留崎さん。「風まち下田の開業にも協力してくれた写真家・上田和弥さんの写真展も始まった。より多くの人が訪れるきっかけになれば」とも。

 同施設でコミュニティーマネジャーを務める前原圭佑さんは「さまざまな世代や職種の人が来てくれてうれしい。いろいろな人が集う場所にしたいという津留崎さんの思いは、既に形になってきているのでは。この場所に来てくれた人たちのつながりを増やしていきたい」と意欲を見せる。

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