堂ヶ島公園（西伊豆町仁科）で10月3日～10月7日の5夜連続で、「堂ヶ島夕映えの花火」が開催される。10月5日には、堂ヶ島の湾内に位置する乗浜海岸で「西伊豆ビーチキャンドルナイト」を同日開催する。主催は西伊豆町観光協会。

中日にはビーチに4000本のろうそくがともる「ビーチキャンドルナイト」も（関連画像5枚）

　同花火大会は、「日本の夕陽百選」にも認定されている堂ヶ島で、日没後のマジックアワーと呼ばれる時間帯にBGMと連動した10分間の花火を打ち上げるもの。堂ヶ島はリアス式海岸が生んだ不思議な形をした岩や島が点在するエリアで、小さな湾内の岩場から打ち上がる1日約1800発の花火は、観客からの距離も近く迫力がある。

　同協会の鷹野純也さんは「前回は4夜連続での開催だったが、来場者から好評だったこともあり、今回は日程を増やして5夜連続での開催を決めた」と話す。会場の堂ヶ島公園内では毎日15時から花火の打ち上げ終了まで、飲食店屋台の出店も予定している。

　10月5日には、同町の住民有志から成る「西伊豆ふるさとおこし隊」が主催する「西伊豆ビーチキャンドルナイト」を乗浜海岸で開く。ビーチに敷き詰められた約4000本のろうそくの明かりが海岸線を照らすイベントで、同海岸からも花火を鑑賞することができる。約10店舗の飲食ブースが出店を予定するほか、ビーチヨガなども行う。

　「10分間という短い打ち上げ時間だが、刻一刻と表情を変える夕焼け空と花火とが融合する花火大会は珍しい」と高野さん。「夕日鑑賞や堂ヶ島エリアの散策も併せて楽しんでもらえたら」とも。

　花火の打ち上げは全日17時45分から10分間。駐車場は「堂ヶ島公園」「サンセットプラザ堂ヶ島」「旧らんの里」の3カ所を無料開放する。10月5日のキャンドルナイトは17時～20時30分。