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河津町「みんなでみんなの盆踊り」 地域に伝わる踊りとにぎわい復活目指す

チラシを掲げる発起人の北島正男さん

チラシを掲げる発起人の北島正男さん

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 地域に伝わる盆踊りと縁日「河津総踊り2024 みんなでみんなの盆踊り」が8月3日、河津桜観光交流館(河津町笹原)駐車場で初めて開催される。

盆踊り講習会の様子(関連画像4枚)

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 発案したのは、2016(平成28)年に東京から移住し、現在は町議会議員を務める北島正男さん。人口減少や高齢化、コロナ禍などの影響で、かつて行われていた町民体育大会や産業まつりなど、さまざまな町民イベントが途絶えつつある現状に「このままではいけない、何か復活させる物を作らねば」と企画した。

 町民自らの手で運営することを大切にしたいと「みんなでみんなの盆踊り」と銘打ち、役場をはじめ教育委員会、観光協会、商工会、社会福祉協議会、町議会の6団体に声をかけ、実行委員会を組織した。

 同イベントでは、地域に伝わる「河津総踊り」「河津囃子(ばやし)」などの盆踊りの楽曲の伝承も目的の一つに掲げる。踊れる人たちを先生役にした講習会を6月~7月、計4回開いた。当日は「炭坑節」「東京音頭」など全国的に知られている楽曲も流し、講習会に参加できなかった人にも配慮する。

 当日は綿あめ販売や射的などの屋台から成る縁日も開く。町民自らの手で作ることにこだわり、プロの露天商ではなく地元から出店者を募った。「ナナマルカフェ」(沢田)やハンバーガー店「キャッスルクブルス」(峰)など、地元事業者も出店する。オープニングには地域伝統芸能の鳥酒精進太鼓も披露。

 「初回なので、規模の大きさよりも多くの人が楽しむことを大切にしたい。来年以降、継続的に規模を拡大していきたい」と話す北島さん。「町民みんなで楽しめる次なるイベントも模索中」と意欲を見せる。

 開催時間は17時~20時30分。雨天の場合は同4日に順延。

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