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河津町で一人芝居「鬼会」 露店の出店やみそぎ払いの盆踊りも

過去の「鬼会」公演の様子

過去の「鬼会」公演の様子

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 鬼と人との物語を一人芝居で演じる「鬼会(おにえ)」の公演が3月15日、古民家レンタルスペース「お山の休憩所やまびこ」(河津町梨本)で開かれる。

「鬼会」を演じる東しのぶさん(関連画像4枚)

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 演じるのは神奈川県出身の東しのぶさん。劇団に所属し舞台俳優として活動していたが、結婚・出産を機に一時休業。熊本でのカフェ経営などを経て、現在は山梨県北杜市の八ヶ岳の麓で古民家を改修した「いのちてらす」を運営しているほか、日本に古くから自生するイネ科の多年草マコモの栽培や地域イベントの開催、能登支援などの地域活性化にも取り組む。

 「鬼会」は2021年3月、奈良県桜井市の東光寺で初演。東京・代官山のライブハウスや、石川県七尾市、熊本県など関東・九州を中心に約20公演を重ねてきた。今回の伊豆公演は、河津町を拠点に伊豆の地域活性に取り組む「IZUCO(イズコ)」澤田智幸さん・香さん夫婦が東さんの友人だったことから実現。香さんは「東さんは常に全力で生きる人。その姿に触れると、不思議と元気をもらえる。その体験を伊豆の人にも味わってほしい」と企画の背景を話す。

 当日は15時から、カレーやおでん、コーヒーなどの飲食を提供する露店が出店。鬼会の公演は17時30分からで、終演後には三味線や和太鼓など和楽器を中心に構成する「ブリリアント楽団」の演奏で、観客も参加できるみそぎ払いの盆踊りを行う。

 澤田香さんは「楽しいことは自分たちで作る。市民の力で多彩なイベントや場を生み出すことは、地域に活力をもたらし、その影響が波及することで他県や都市部から伊豆に訪れる人が増える。観光視点ではなく、伊豆を楽しむ関係人口が増えていけば」と期待を込める。

 公演料は「お気持ち料金制」とし、鑑賞後に任意の金額を入れた封筒を受け付けに渡す。

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