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入田浜にメキシコ料理店「マレア」 下田の海を愛するドイツ人実業家が開業

店主のマーカス・シュラゲターさん

店主のマーカス・シュラゲターさん

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 伊豆急下田駅から南伊豆方面へ車で10分ほどの場所にある入田浜海水浴場の目の前に1月1日、メキシコ料理店「MAREA(マレア)」(下田市吉佐美)がオープンした。

具材を選べるタコス

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 店主のマーカス・シュラゲターさんはドイツ出身。16年前に来日し、結婚式を挙げた吉佐美のビーチに魅了され、コロナ禍を契機に3年前に東京から下田へ移住した。国産果実を使ったドリンク販売事業などを手がける実業家でもあり、ピザ店「フェルメンコ」(2021年7月オープン)など吉佐美への新規店舗の誘致にも取り組んでいる。

 元々は夏季のみ営業していた海の家を地域活性化のために活用してほしいという相談を受け、吉佐美での新たな取り組みの足がかりにできればと、通年営業のレストランとしてオープンした。店名の「MAREA」はスペイン語で「海の潮」を意味する。

 内外合わせて16席の店舗は、海の家だった内外装を大幅に改装。店内からは海がよく見えるようにガラス戸を設置し、夏にはガラス戸を外し開放的な空間にできるよう設計している。ペットと共に入店することもできる。

 春ごろからは席数を増やし、夏はテラス席をメインにする予定。「こだわり」のスピーカーから流れる音楽と少し落とした照明の中、「ムードを楽しんでほしい」とマーカスさんは話す。

 メニューは、具材を選べるタコス(500円)を中心に、豚肉と野菜のスープ(700円)、パンケーキ(1,200円)などを用意。ドリンクは自社製のノンアルコールスパークリングドリンク(300円~)やコーヒー(400円)のほか、ドイツビール(1,000円)やメキシコビール(800円)など各国のビール、ワイン・焼酎・オリジナルカクテルなどをそろえる。

 この日初めて来店したという地元の家族連れは「タコスを食べる機会はあまりないので新しい楽しみができた。海も見えるし子どもも飽きずに過ごせてうれしそう」と開放的な店内で食事を楽しんでいた。

 マーカスさんは「人が集まり、新しいプロジェクトのキッカケになるような場所にしたい。ポップアップストアの出店も計画している」と話す。「ゆくゆくは吉佐美にスーパーマーケットを作りたい」と地域活性化に向けた次の一手も見据える。

 営業時間は10時~20時。火曜・水曜定休。入田浜海水浴場の駐車場が利用できるが、夏季の駐車場については調整中。最新情報はインスタグラムやグーグルマイビジネスで知らせる。

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