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「ヨナヨナカレー研究所」が1周年 店主はカレー好きの地域おこし協力隊員

「ヨナヨナカレー研究所」店主の野添裕紀さん

「ヨナヨナカレー研究所」店主の野添裕紀さん

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 下田市内のコミュニティースペースを利用して不定期営業しているスパイスカレー店「ヨナヨナカレー研究所」(下田市二丁目)が5月14日で1周年を迎えた。

ご飯に2種類のカレーソースをかけた「カレープレート」

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 同店は旬の食材とスパイスを用いたスパイスカレーの専門店。ゲストハウス、コワーキングスペース、シェアキッチンなどを備えた複合コミュニティースペース「あたらよ」(下田市二丁目)を利用し、月2~4回、ランチタイム営業している。

 店主の野添裕紀(ひろとし)さんは下田市地域おこし協力隊として移住者支援に取り組む傍ら、同店の経営や「あたらよ」の管理人を務めるなど、幅広く活動している。

 カレー店を始めたきっかけは、自身が大のカレー好きだったことから。地域おこし協力隊に着任する前から、会社員として働きながら都内の有名カレー店でアルバイトをしたり、自宅でスパイスを調合したオリジナルカレーを作ってSNSに投稿したりしていたという。「ヨナヨナカレー研究所」の店名は、夜な夜なカレー作りをしていた自身の体験に由来している。

 メニューはご飯に2種類のカレーソースをかけた「カレープレート」(1,000円)と、クラフトコーラやラッシーなどのドリンク(500円)のみ。カレーソースは毎回レシピが変わるため、来店する度に新しい味を楽しむことができる。地元の直売所で仕入れた旬の野菜を使うなど伊豆の食材にこだわり、日本人好みのバランスを追求している。野添さんは「誰が食べてもおいしいと思えるカレーを目指している。『毎回違う』ことを楽しみに来てもらえたら」と話す。

 訪れる客は同店のSNSを見た地元住民が中心。知人の勧めで訪れる客も多いという。さらに同店は、5月17日~19日に開催された「黒船祭」へ屋台出店するなど、イベント出店にも積極的に取り組む。野添さんは「伊豆エリアでのイベントに声をかけてもらう機会が増えてきた。今後はイベント出店にも力を入れていきたい」と意欲を見せる。

 営業は隔週日曜を含む月2回~4回程度で、時間は11時~14時。

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