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就労継続支援B型事業所「とことこ西伊豆」 野菜中心の日替わり弁当販売

「とことこ西伊豆」代表の町塚俊介さん

「とことこ西伊豆」代表の町塚俊介さん

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 栄養バランスに配慮した弁当や総菜の宅配を行う就労継続支援B型事業所「とことこ西伊豆」(西伊豆町宇久須)が営業を始めて、5月1日で半年がたった。

「とことこ西伊豆」で販売する弁当(関連画像5枚)

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 代表の町塚俊介さんは静岡市出身。大学進学を機に神奈川県へ移り住み、その後、東京・神奈川を拠点に社会人経験を積んできた。娘が小学校に入学するタイミングで、自然が豊かな地に移住したかったことと、同事業所の立ち上げに際し物件が見つかったタイミングが重なり、家族で拠点を三島市に移した。

 「人の歩みに寄り添う場作り」を理念に、鎌倉・小田原・大磯などを舞台にさまざまな事業を展開する町塚さん。これまで会社や個人の伴走支援や、行政や教育機関と連携した場作りに取り組んできた。そこでは、起業家や未来のリーダーを担うような人とのつながりが多かったという。

 東京・渋谷での就労移行支援施設の立ち上げに関わった際に、障がいを抱えている人たちから過去の家庭環境や社会生活の悩みなどを聞く機会が多くなり、「こういう人こそ、メンタルケアや人と人とのつながりが必要だと感じた」と同事業所を立ち上げた経緯を振り返る。「より必要性が高い地域を探し、西伊豆町での事業立ち上げに至った」とも。

 同事業所では、日替わりで栄養バランスに配慮した弁当や総菜を販売している。総菜4品とご飯から成る「バランス弁当」(660円)や、総菜3品とご飯の「ライト弁当」(540円)を用意するほか、総菜のみの販売も行う。

 「地域の食材を使って、障がいを抱える人と地域とが一緒に、そこでしか生み出せないものを作っていきたい。ゆくゆくは見守りを兼ねた配食サービスなど、地域全体への貢献にも取り組んでいけたら」と意欲を見せる町塚さん。「障がいを抱えながらも楽しい活動場所を探している人はもちろん、調理補助や送迎・配達など、ぜひ多くの人に活動に関わってほしい」と呼びかける。

 営業時間は11時~(売り切れまで)。配達希望の場合は前日までに予約が必要。配送エリアは西伊豆町・松崎町・伊豆市土肥で、定期便にも対応する。メニューはインスタグラムやホームページで知らせる。

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