西伊豆の春の恒例イベント「第41回黄金崎さくらまつり」が4月7日、黄金崎公園（西伊豆町宇久須）で開かれる。約300本の桜並木が続く沿道では地場産品を販売するほか、パフォーマンスステージなどを繰り広げる。

昨年のイベントの様子（関連画像6枚）

　毎年4月第1日曜に開催する恒例イベント。会場の黄金崎公園は、黄金色に輝く美しい岩肌が特徴的な景観を楽しむことができる景勝地で、その一部には「馬ロック」の愛称で慕われている馬の頭にそっくりな奇岩もある。富士山や駿河湾も一望することができる。

　会場には地場産品を中心とした販売コーナーが並び、食事も楽しむことができる。先着順で甘酒も無料配布。パフォーマンスステージでは、ドラムやハーモニカなど多数の楽器を一人で同時に操る油井ジョージさんがパフォーマンスを行うほか、地域おこし協力隊の顔嘉迎（がん・かりん）さんが指導する「西伊豆ダンスクラブ」がK-POPダンスを披露する。同ダンスクラブは今年2月に開校して以来、初となるステージ発表で、地域の子どもから大人まで幅広い世代の生徒がステージに立つ予定。

　黄金崎がジオサイトでもあることにちなんで、ジオガイドツアーやジオクイズラリーも行う。ジオガイドツアーではジオガイドの解説を聞きながら、クイズラリーではジオにまつわるクイズに回答しながら、それぞれ黄金崎の散策を楽しむことができる。イベントの最後には餅まきを行う予定で、キャッチした餅は無料で持ち帰ることができる。

　実行委員会の国本正徳さんは「昨年のイベント開催時には、残念ながら桜が見頃を過ぎ、葉桜となっていた。今年は例年に比べて桜の開花が遅れていることもあり、ちょうど見頃を迎える見込み。イベントと併せて花見も楽しんでもらえたら」と話す。

　開催時間は10時～13時。小雨決行。黄金崎公園内の根合駐車場と黄金崎クリスタルパーク駐車場が利用可能。