伊豆急下田駅から車で15分ほどの場所にある「爪木崎(つめきざき)」(下田市須崎)で12月20日、今年で57回目となる「水仙まつり」が開幕し、同日、オープニングイベントが行われた。
海岸沿いの丘陵地に300万本の野水仙が群生しており、その起源は海から流れ着いたのが始まりとされている。現在は須崎区と下田市で球根の植え替えなどの保全を行っている。
オープニングイベントは松木正一郎下田市長らによるテープカットでスタート。キンメダイの握りずしと郷土料理「池之段煮味噌鍋(いけんだにみそなべ)」も振る舞われ、多くの観光客が列を作った。
下田市観光協会の立見絹代さんは「今年は例年より花の生育が良い。アロエの開花も始まっているため、色とりどりのコントラストを楽しむことができる。たくさんの人に見てほしい」と話す。
南伊豆町から訪れた観光客は「初めてオープニングイベントに参加した。漁師鍋が特においしかった。天気が良くて海岸と水仙の景色がすごくきれいで、また来たい」と話していた。
期間中は飲食ブースを設け、1月8日・15日・22日には下田太鼓の演奏を披露するほか、池之段煮味噌鍋とサザエのつぼ焼きを振る舞う(先着200人、サザエのつぼ焼きは下田市内宿泊者限定)。
同時開催で「水仙まつりインスタグラムフォトコンテスト」も行う。
初日の開花状況は三分咲き。来年1月上旬に見頃を迎える見込み。
有料駐車場は200台。1月31日まで。