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南伊豆で4日間限定の「夜桜と竹あかり」 竹の器で食事を楽しむフェアも

昨年の様子=南伊豆で4日限定「夜桜と竹あかり」

昨年の様子=南伊豆で4日限定「夜桜と竹あかり」

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 南伊豆町で3月10日まで開催されている「みなみの桜と菜の花まつり」に合わせて、2月16日・17日・23日・24日の4日間限定で銀の湯橋付近の会場を竹明かりで飾る「夜桜竹あかり」が開かれる。下賀茂商店街の飲食店が竹の器でメニューを提供する「竹と食フェア」も同時開催。

イタリアンレストランでの「竹と食フェア」メニューの一部

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 同イベントは、「下賀茂有志の会」が青野川沿いの銀の湯橋(南伊豆町下賀茂)付近の会場に15センチの竹灯籠300個を設置し18時~20時に点灯。竹明かりと祭の一環で行う夜桜ライトアップとのコラボレーションが楽しめるイベントとして、4年ほど続けられている。開催日は、下賀茂商店街の飲食店10店舗が竹の器で飲食メニューを提供する「竹と食フェア」も同時に開く。

 同フェアに参加するイタリアンレストラン「しいの木やま」店主の鈴木功(いさお)さんは「300個の竹明かりと夜桜のライトアップのコラボは幽玄な趣で風情のある夜桜が楽しめる。徐々に認知度も上がり、この時期は商店街もにぎやかになる」と話す。「今年は夜桜ライトアップエリアも広がる。夜桜見物がてら、ぜひ店にも立ち寄ってもらえたら」とも。

 竹明かりや器に使う竹は「一条竹の子村」(一條)が提供。制作は町立南伊豆中学校の1・2年生60人が担当した。生徒たちは下賀茂有志の会と下田市の「竹たのしみまくる下田」実行委員会から指導を受け、15センチ幅に切った竹に電動ドリルで穴を開けて模様を付けて竹明かりを作ったり、竹をやすりで丁寧に磨いて器を仕上げたりした。

 竹明かり制作に取り組んでいた生徒は「電動ドリルを使うのは少し緊張するが、いろいろな大きさの穴を開けてオリジナルの竹明かりを作ることができて楽しい。みんなで一緒に作った竹明かりで夜桜を映し出すのが楽しみ」と話していた。

 下賀茂有志の会は2月4日、地元住民や観光客向けにも、竹明かり制作体験会を下賀茂熱帯植物園で開いた。約80人の参加者が制作したさまざまな模様の竹明かりも会場で展示する。

 竹と食フェアの参加店は、「らいおんキッチン」「スナックナウ」「FRESCOLINO」「OH PHO ベトナム料理」「南豆亭」「海老(えび)しか勝たん」「しいの木やま」「串特急南伊豆店」「531Coffee&Bake」「蕎麦(そば)切り明日葉」の10店舗。

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