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サーフィンプロリーグ初代チェアマン大野修聖さん、下田市長を表敬訪問

下田市出身のプロサーファー大野修聖さん

下田市出身のプロサーファー大野修聖さん

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 下田市出身のプロサーファーで、サーフィンプロリーグ「Sリーグ」の初代チェアマンに就任した大野修聖さんが1月4日、新年のあいさつと下田市サーフタウン構想策定に向けた意見交換を兼ねて、松木正一郎下田市長を表敬訪問した。

松木市長(写真右)と意見交換をする大野修聖さん

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 サーファーだった両親の元で生まれ育った大野さん。5歳で双子の兄と共にサーフィンを始め、10代の頃からプロサーファーとして国内外の大会で数々の輝かしい功績を収めてきた。2020年東京五輪ではサーフィン日本選手団のコーチを務め、現在は2024年パリ五輪に向けて代表候補選手の指導に当たるなど、後進の育成にも力を入れている。2024年元日には、日本初のサーフィンプロリーグとなる「Sリーグ」の初代チェアマンに就任した。

 市などでつくる「東京オリンピック・パラリンピックホストタウン下田市推進協議会」は、サーフィンを生かしたまちづくりを目指した「サーフタウン構想」を検討する作業部会を立ち上げており、大野さんも同協議会に所属している。2023年9月に開かれた「サーフタウン構想を考えるワークショップ」では、世界で活躍するプロサーファーのコナー・オレアリー選手もゲスト参加し、意見交換を行った。

 この日の意見交換の中で松木市長は「下田の豊かな自然と海を生かして、自然環境に敬意を持てるような観光を目指したい。サーフィンという海のスポーツを通して、海と共存できる町にしていきたい」と思いを話した。

 それに対して大野さんからは「サーフィンになじみがない人も身近に海を感じることができる環境づくりや、サーファー自身が自然環境について伝えていけるような教育の機会があれば」と意見が出た。「サーフィンは個人スポーツというイメージがあるが、Jリーグのように地域のチームとしてまとまることができれば、地域も選手自身もより一層盛り上がるのでは」とも。

 表敬訪問を終え、大野さんは「地域が一丸となって活動することで、スポーツとしての信用性も高まる。市民の生活の中により一層サーフィン文化が浸透する」と話し、さらに「サーフタウンとして、まずは下田に住む人たちの豊かさを大切にしたい」と地元愛を語る。

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