下田市のゆるきゃら「ぺるりん」が10月26日、キャラクター運営体制の刷新と新グッズの発売を松木正一郎下田市長に報告するため、下田市役所を訪れた。
ぺるりんは下田商工会議所の青年部が発案し、地域を盛り上げるため2015(平成27)年から活動してきたが、コロナ禍による行動制限や青年部の人員減少で活動が一時停滞していた。今回、商工会議所内に専門の委員会となる「ぺるりん委員会」を立ち上げ、運営していくことを決めた。
この日、ぺるりんは委員会メンバーである辻村徳和会長らと共に市役所を訪問。辻村会長は「今後は独自で事業費を捻出しながら活動を続けていく。8年ぶりとなるマスコット人形を製作し、オリジナルグラスなどのグッズもそろえた。有料でのレンタルも始めるため、希望者を対象に扱い方をレクチャーする講座も開く予定」と市長に伝えた。
新しいグッズは、過去に製作されてきたぬいぐるみよりも一回り小さいサイズのマスコット人形。キーホルダー状になっており、バッグなどにぶら下げることができる。アロハバージョンの「ぺるりん」がプリントされたオリジナルグラスと共に、来春から商工会議所での販売を予定している。
報告を受けた松木市長は「姉妹都市であるニューポート市を今年訪れた時も、ぺるりんのピンバッジを関係者の方々に配って下田をPRした。市でデザインしたトートバッグも来賓に配布して喜ばれている。県外でもグッズが利用され、下田市のPRの一助になってくれれば」と期待を込める。