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下田・河津建設「海底熟成ワイン」 過去最多1100本が下田湾に

クレーンを使った作業の様子

クレーンを使った作業の様子

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 河津建設(下田市中)は10月12日、市内の宿泊業者や飲食店などから預かったワインや日本酒、ウイスキーを海底熟成酒に加工するため、同社のクレーン船を使い下田港内で沈設作業を行った。

海底熟成酒の企画を中心になった手がけている河津建設常務・河津元さん

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 同社は2017(平成29)年から、地域貢献事業として海底熟成酒造りに取り組んでおり、今年で8回目。市内の希望者から無料で預かった酒類のボトルを下田湾に沈め、約半年間熟成させる。酒類は過去最多の約1100本に上った。

 ボトルはあらかじめ各事業所で口元をテープで巻き、海水がしみ込まないように準備したもの。プラスチックのケースに並べて入れ、パレットと呼ばれる金属製のコンテナに詰め込んだ後、クレーン船で下田港内に運び、水深約20メートルの地点に沈める。現場ではダイバー数人が潜り、コンテナを海底に固定する作業を行った。

 河津建設常務で、毎年、海底熟成酒の企画を中心になった手がけている河津元さんは「下田の美しい海とおいしい伊豆の地酒、そして建設業独自の技術をコラボレーションさせ、下田の基幹産業である観光業に貢献できれば」と思いを語る。「下田に訪れなければ口にできない名物という付加価値を、ぜひ地域の皆さんに活用してほしい」とも。

 海底に沈められた酒類は、冷暗で海水温が一定である環境や、海の波や潮の流れによる微振動の影響で、角が取れてまろやかな味わいとなり、香りも華やかで飲みやすくなると言われている。「飲み比べるとはっきりと違いが分かる」と河津さん。これまで黒船祭などのイベントで飲み比べ試飲会などを開催してきているが「さらに、さまざまな使い方を開拓していきたい」と意欲を見せる。

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