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松崎町に「わたもこスマイル」 放デイ・児童発達支援事業所の新拠点

施設を運営する「Life Smile」代表の野田博美さん

施設を運営する「Life Smile」代表の野田博美さん

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 伊豆南エリア(賀茂地域)で療育支援施設を運営する「Life Smile」が12月1日、3カ所目の拠点となる「わたもこsmile(スマイル)」(松崎町明伏)を開設する。

「わたもこsmile」外観(関連画像5枚)

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 同社は2022年11月に放課後等デイサービス「わたもこ」を、2023年2月に児童発達支援事業所「わたもこkids」を、それぞれ下田市西本郷に開設した。それまで賀茂地域には、ハンディキャップや発達に特性を持つ子どもたちに特化した通所事業所は存在しなかった。社長の野田博美さんが、父の出身地である下田市や賀茂郡に障がい児支援サービスが圧倒的に少ないことを知り開業した。

 新たな拠点をオープンする経緯について、野田さんは「下田市の施設はたくさんの子どもたちに利用してもらえているが、隣町から通ってくるケースもある。保護者の負担を減らすためにも、松崎町にも施設が必要だと考えた」と話す。「『わたもこ』『わたもこkids』の利用者がこんなに多いことに、市役所や町役場の人たちも驚いている。自治体ではどうしても受給者証の交付枚数などでしか数を把握できないので、潜在的なニーズの把握が難しいのでは」とも。

 新たに開く「わたもこsmile」は、児童発達支援事業所と放課後等デイサービスの両方の機能を持つ場所となる。道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」から徒歩2~3分の場所にある2階建ての空き家を活用する。10月9日・10日に開いた内覧会では、1階の広い和室でのサーキットトレーニング、掘りごたつを利用したお菓子釣りなどのアクティビティーを実施。子どもたちにさまざまな仕事を知ってほしいと、2階にはコーヒー屋台「nitotte coffee」も招いた。

 「地域の小学校や保育園との連携がとても大事。保育所等訪問支援事業ができる体制を早く作りたい」と話す野田さん。「高校卒業後の就労支援にも取り組みたい。観光業など地域の産業に関わることで、ずっと地元で暮らしていける流れを作れたら」と力を込める。

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