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伊豆急がCO2排出実質ゼロ運行 ゆるキャラ「いずきゅん」もお手伝い

伊豆急が始発から終電までの全列車をCO2排出実質ゼロ運行

伊豆急が始発から終電までの全列車をCO2排出実質ゼロ運行

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 伊豆半島の東海岸45.7キロを走る伊豆急行が9月9日、始発から終電までの全列車79本を二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロで運行した。同社初となるこの取り組みに合わせて、伊豆高原駅にゆるキャラたちが登場するPRイベントも開いた。

ゆるキャラが登場するとカメラを構える人たちが集まった(関連画像5枚)

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 この取り組みは、同社が所属する東急グループが掲げる脱炭素・循環型社会の実現に向けた「環境ビジョン2030」に基づき実施したもの。グループ会社の「東急パワーサプライ」と連携して、CO2削減分を国が認証する「J―クレジット」を活用し、1日の使用電力量4万5000キロワットアワーにかかるCO2排出量を実質ゼロとした。

 この取り組みをアピールするため、伊豆高原駅では伊豆急公式キャラクター「いずきゅん」と東急パワーサプライ公式キャラクター「てるまる」のグリーティングと共に、ブースを用意して今回の取り組みを説明した。今年3月に「ゼロカーボンシティ」を宣言した伊東市も共同でブースを出展した。

 伊豆急行事業推進部の小田瑛翔さんは「ゆるキャラたちのおかげで、いろいろなお客さまに興味を持ってもらうことができた。鉄道が環境に優しい乗り物ということが、まだあまり認知されていないように感じるので、今後もしっかり周知していきたい」と話す。

 伊東市環境課の影山一也さんは「伊豆急からの声がけで一緒にブースを出すことになった。CO2排出削減は、使っていない電気を消すなど指一本から始めることができる。一人一人ができることから協力してほしい」と呼びかける。

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