下田東急ホテル(下田市五丁目)が10月から、下田産の伊勢エビをふんだんに使った「伊勢海老(えび)尽くし和洋折衷コース」付き宿泊プランを提供する。
天城トンネルにインスパイアされた伊勢エビ料理も(関連画像5枚)
下田における西洋式ホテルの先駆けとして多くの観光客や海外VIPに利用され、60年以上の歴史を持つ同ホテル。近年はフリーマーケットやフードドライブなど地域の人が参加できるイベントや、地産地消にこだわった料理の提供など、地域貢献活動にも力を入れている。
今回のコースは、昨年秋に就任し「ビストロノミー(親しみやすい美食)を探求する」という料理長・中村直人さんが地産地消にこだわって考案したもの。下田での伊勢エビ漁が解禁される10月1日から提供する。
天城トンネルにインスパイアされたという盛り付けの前菜から、南伊豆で取れた野菜を盛り込んだお造り、鬼殻焼き・香草バター焼きなど4種類から調理方法を選ぶことができる伊勢エビ料理、締めのココットライスとみそ汁に至るまで、下田産の伊勢エビを1人前につき2匹分を使う。
同ホテルで販売促進を担当する小泉和也さんは「今回のコースでは、下田ならでは料理を味わってほしいと、さまざまな伊勢エビ料理に加えて、希少な伊豆牛の料理や、下田の高橋養蜂の蜂蜜を使ったデザートをそろえた。ぜひ下田に遊びに来て、『食で旅する伊豆半島』を味わってもらえたら」と呼びかける。
提供期間は10月1日~3月31日。料金は宿泊込み3万3,480円~。8月16日から、予約を受け付けている。