地元の子どもたちが屋外で習い事の成果を発表するイベント「Sea&Rainbow」が11月3日、まどが浜海遊公園(下田市柿崎)で開催された。
市民有志が下田の子どもたちにプレゼントした仮面ライダーショー
コロナ禍で失われてしまった子どもたちの習い事の発表機会を設けるため、キャンプ場や商業施設を運営するVILLAGE INC.(一丁目)の梅田直樹さんを実行委員長として企画された同イベント。当初は7月を予定していたが、コロナ禍でこの日に延期しての開催となった。
当日は雲一つない晴天に恵まれ、芝生の会場の中心の大きなテントを囲むように飲食ブースや射的やフリーマケットをはじめとする屋台、ライフセービングやインドアバイクトレーニングなど参加団体のPRブースが並んだ。いくつかの屋台では長い行列が見られ、早々に売り切れになっている店もあった。
下田湾をバックにした特設ステージでは、吹奏楽・ピアノ・ダンス・空手など7団体が日頃の練習の成果を披露。真剣な表情で演じる子どもたちに対して、会場からは大きな拍手が送られた。
特設ステージでは昼と夕方の2回、現在放送中の「仮面ライダーギーツ」が登場するヒーローショーも行われ、子どもだけでなく大人たちも仮面ライダーが悪者たちと戦う勇姿に釘付けとなっていた。
ショーは鈴木鍼灸治療院・鈴木晴一朗さん、開国・徳島一信さん、マーメイドヘアー・鈴木之武さんが中心となり、「コロナ禍で思い切り楽しむことができない子どもたちへの夢のプレゼント」として企画。約80の個人や団体から協賛金を得て実現した。
下田市教育委員会生涯学習課の中堀啓司さんは「海をバックにしたロケーションで子どもたちが元気に発表する姿を見ることができ、良いイベントができた。今回のイベントでさまざまな習い事を知り、今後新しいことを始めるきっかけになれば」と期待を込める。