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西伊豆町「はんばた市場」が3周年 記念で移動水族館やこどもフリマなど

子どもたちの人気を集めた移動水族館

子どもたちの人気を集めた移動水族館

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 西伊豆町の産地直売所「はんばた市場」(西伊豆町仁科)が5月28日、3周年記念イベントを開いた。ご当地グルメの販売に加え、移動水族館での海の生き物触れ合い体験や子どもフリーマーケットなどを開催し、観光客や地元住民などでにぎわった。

タッチプールで恐る恐る海の生き物と触れ合う子どもたち

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 同直売所は2020年5月に町が開設し、生産者たちから成る西伊豆産地直売企業組合が管理運営している。地元で取れた野菜や海産物を取り扱うほか、釣り客が釣った魚を地域電子通貨「サンセットコイン」で買い取るサービス「ツッテ西伊豆」など、一次産業の活性化や地産地消促進などに取り組む。昨年5月からは、「はんばた市場魅力化事業」の一環で毎月、イベントを開いている。

 節目となる3周年記念イベントに当たり、販売スタッフの塩谷秋美さんは「観光客のみならず、地域の子どもや地元住民にも多く来場してほしいという思いから、スタッフ全員で記念企画を練った」と話す。

 会場では、イカスミを練り込んだ焼きそば「海賊焼き」や西伊豆町田子の伝統保存食「潮かつお」を使った「しおかつおうどん」などのご当地グルメを販売するほか、地元の子どもたちが店長を務める「こどもフリーマーケット」も開催。「将来の夢はアイスクリーム屋さん」という女子児童は「初めて人前で『いらっしゃいませ』と言うことに、とても緊張している」と照れた様子で接客していた。

 さらに「アクアマリンふくしま」(福島県いわき市)の移動水族館が西伊豆町を初めて訪れ、下田海中水族館と東海大学海洋科学博物館の協力により集められたハリセンボンやクマノミなど海の生物20種類を展示した。ネコザメやエイ、ナマコなどが入ったタッチプールも用意し、子どもたちがさまざま生物と触れ合う姿も見られた。

 アクアマリンふくしまを管理する「ふくしま海洋科学館」の山内信弥さんは「これまで西伊豆の漁業関係者には、展示生物を採取する際に大変世話になってきた。日頃の恩返しの気持ちを込めて出店させてもらった」と話す。「複数の施設から生物を集めての展示は初の試み。少しでも多くの生物を見てもらえたらと、スタッフ自らが前日に釣った魚も展示した」と明かした。

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