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松崎新港を1500人が一斉スタート 「伊豆トレイルジャーニー」開催

雨の松崎新港をスタートするトレイルランナーたち

雨の松崎新港をスタートするトレイルランナーたち

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 松崎新港(松崎町)から修善寺温泉(伊豆市)を目指すトレイルランニングレース「伊豆トレイルジャーニー 2025(ITJ2025)」が12月14日に開かれた。「ITJ70k」のスタート地点となった松崎新港には、全国から多くのトレイルランナーが集結した。

雨にも負けず笑顔の選手たち(関連画像9枚)

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 今年で13回目を迎える同大会は、「ITJ70k」「Around Alone 28k」の2種目で構成。メインとなる「ITJ70k」は、距離68.5キロ、累積標高は3238メートルに及ぶ過酷なコースで、アジアトレイルマスターレースにも認定されている。一般枠やふるさと納税枠を含め約1500人がエントリーした。今回から新たに賞金を設定し、男女それぞれ1位に30万円、2位に15万円、3位に10万円を贈ることでも注目を集めた。

 スタート時はあいにくの雨模様となり、松崎町の中心地から港へ向かう道中では、バス停や店舗の軒先で雨宿りをする選手たちの姿が見られた。早朝の寒さと雨に見舞われる中、地元のまき火レストラン「クエビコ」は3時30分~5時の間、特別に店舗を開放。「スペシャルブレックファスト」を提供し、レース前の選手たちを心身共に温めた。地元・伊豆松崎とんび農園の鈴木さんは「毎年ボランティアをしているが、スタート時の雨は初めて」と驚きつつも選手たちを見守った。

 スタート時刻の6時が近づくと、会場は緊張感と熱気に包まれた。大会総合プロデューサーを務める「SOTOE」の千葉達雄社長によるカウントダウンに合わせ、大勢のランナーがスタート。制限時間14時間(20時まで)のゴールを目指し、伊豆半島を巡る70キロの長い旅が始まった。

 大阪から参加した男性選手は「今年はいろいろと体調面で大変だったが、この場に立てて本当にうれしい。しっかりと完走したい」と意気込みを見せた。悪天候をものともせず、選手たちは力強い足取りで伊豆の山々へと駆け出していった。

 結果、「ITJ70k」は西村広和選手が6時間13分36秒で優勝を飾った。ゴールの修善寺温泉まで完走したのは901人で、完走率は57%。雨天と風の影響もあり、例年に比べかなり厳しいレースとなった。

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