学ぶ・知る

下田で地域内外の地方議員6人がトークイベント 元芸人・長井秀和さんも

井関源二さん(左から2番目)、長井秀和さん(左から3番目)、今成敦子さん(左から4番目)ら、登壇した地方議員たち

井関源二さん(左から2番目)、長井秀和さん(左から3番目)、今成敦子さん(左から4番目)ら、登壇した地方議員たち

  • 0

  •  

 群馬県沼田市など地域外の3市区から多様なバックグラウンドを持つ地方議員が集まるトークイベント「地方議員大集合 in 下田~地方からだって日本を変えられる!?~」が11月1日、下田市立中央公民館(下田市四丁目)で開かれた。

「政治を身近に感じてほしい」と話す主催者の橋本智洋さん(関連画像4枚)

[広告]

 「異色の経歴を持つ3人の地方議員が下田に集結!」と銘打って開催された同イベントは、下田市と姉妹都市関係にある群馬県沼田市とのつながりがきっかけで開かれたもの。両市の姉妹都市関係は来年で60周年を迎える。

 登壇したのは、インドなどでの世界放浪や関根勤さん主宰の劇団への参加経験を持つ沼田市議会議員の今成敦子さんと、「間違いない」の決めぜりふで知られる元芸人で西東京市議会議員の長井秀和さん、芸人歴30年以上ながら全く売れなかった中野区議会議員の井関源二さんに加え、地元・下田市議会議員の天野美香さん、松崎町議会議員の田中道源さん、南伊豆町議会議員の安藤広和さんの6人。

 冒頭では、松木正一郎下田市長が「まちづくりは完成形ではなく動的なもの。市民が協力して取り組む過程が大切。若い世代の力にも期待している」とあいさつした。

 続いて「地域での取り組み」について各登壇者が紹介した。田中さんは、松崎町での田んぼを活用した花畑づくりや森林資源の活用に触れ、「松崎で生きる、松崎で生かす」という地域づくりの姿勢を示した。今成さんは「若者の政治参加を促したい」と語り、安藤さんは「河津桜並木を次世代に残す取り組み」を紹介した。天野さんからは「防災を重視し、子育てや教育支援を進めたい」との思いが語られた。

 続いて「地方の人口減少への対応」をテーマに意見交換が行われた。「人口減少を前提に関係人口を増やす取り組みを進めたい」「移住や子育て支援、人とのつながりの強化が必要」「まちづくりは人づくり。地元でも挑戦できる環境づくりをしたい」といった議論が交わされ、「人と人とのつながり」を重視する考えが多くの登壇者から述べられた。

 質疑応答の時間には、参加者から「人材不足に対してどんな取り組みを行っているのか」という質問が上がり、多くの登壇者が「効率化を図ることが大切」と語った。登壇者の長井さんから地元議員らに対して、賀茂地域全体におけるライドシェア実施状況について質問する場面もあった。

 下田市議会議員としての経験も持つ主催者の橋本智洋さんは「政治を身近に感じてもらいたいという思いで企画した。民間の立場からでも地域のためにできることは多い」と話し、「人とのつながりを広げ、賀茂地域を元気にしていきたい」と力を込める。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース