
築約200年の建物を活用したハンバーガー店「古民家喫茶モグモグバーガー」(南伊豆町一色)がオープンして、6月24日で1カ月がたつ。
黒毛和牛100%パティの「モグモグバーガー」(関連画像8枚)
店長の外岡恵梨子さんは南伊豆町出身。コロナ禍以前まで天ぷら店として営業していた同店の店主から「新たな借り手を探している」と相談を受け、自ら名乗りを上げた。現在は伊東市の自宅から通い、週末、昼間のみ営業している。
店舗の建物は、約200年前の1832年に下田で建てられた建物を移築したもの。梁(はり)や建具を残したままリノベーションされ、レトロな趣を残しつつ現代風にアレンジされた内装は、店主の意向を反映して大部分が天ぷら店時代のままのもの。席数は、カウンター7席、6人がけテーブル2卓、2人がけテーブル3卓、ソファ席などを合わせて計30席。
提供するハンバーガーは、黒毛和牛100%の手作りパティを使った「モグモグバーガー」(1,400円)や「チェダーチーズバーガー」(1,600円)、ボリューム感のある「ダブルパティバーガー」(1,800円)など7種類。ドリンクとポテトフライのセット(400円)も用意する。外岡さん「一押し」のデザートは4種類の揚げたてのチュロス(650円~)。「年配客にも落ち着いた雰囲気を楽しんでほしい」と、「ナポリタンスパゲティ」(1,200円)や「ミックスサンド」(1,000円)など昔ながらの喫茶店メニューも用意する。
「高い天井のおかげで店内は広く感じられる。赤松を使ったテーブルや趣ある調度品に囲まれたぜいたくな空間。観光客だけでなく、地元の人たちの憩いの場にもなれば」と話す外岡さん。「軌道に乗れば営業日を増やしたい。Tシャツや帽子などグッズ販売も準備中」と意欲を見せる。
営業は土曜・日曜の11時30分~14時30分。駐車場8台。