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弓ヶ浜でアウトリガーカヌーレース 国内外のパドラー100人超が競う

昨年の参加者集合写真

昨年の参加者集合写真

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 細長い艇体とバランスを取るための浮きが特徴的なアウトリガーカヌーのレース「第3回 Va’a(ヴァア)Japan 全日本選手権 in 南伊豆」が4月20日、弓ヶ浜(南伊豆町湊)で開かれる。国内外から過去最多となる100人以上のパドラーが集結する。

昨年の入賞者(関連画像5枚)

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 太平洋の島々で伝統的な航海手段として使われてきたアウトリガーカヌーは、細長いカヌー本体の片側に「アウトリガー」と呼ばれる浮きを張り出して装備することで安定性を高めているのが特徴。このカヌーは、タヒチ語では「ヴァア(Va’a)」、ハワイ語では「ワァ(Wa’a)」と呼ばれている。アウトリガーカヌーは近年スポーツとして発展しており、世界各国でレースやトレーニング、レクリエーションとして親しまれている。

 世界で最も過酷で美しい海洋レースの一つとして知られるのが、ハワイで行われる6人乗りアウトリガーカヌーの国際大会「Molokai Hoe(モロカイ・ホエ)」。毎年、世界中から参加チームが集まり、モロカイ島からオアフ島までの約70キロの海峡を横断。厳しいコンディションの中で熱戦が繰り広げられている。

 今回、南伊豆で行われるのは、1人乗りまたは2人乗りのアウトリガーカヌーによる国内大会の最終戦。コースは、弓ヶ浜から石廊崎を越えて中木までを往復する22キロのロングコース(11時スタート)と、弓ヶ浜から大瀬までを往復する6キロのショートコース(9時スタート)の2種類。レース当日は、弓ヶ浜から多くのカヌーが一斉にスタートする迫力ある光景や、選手たちが力強くゴールを目指してパドルをこぐ姿が観戦できる。

 レースディレクターのケニー金子さんは「南伊豆での開催は今年で3回目となるが、年々参加者が増えている。このエリアは黒潮の流れと起伏に富んだ海岸に恵まれ、エネルギーに満ちた非常に魅力的な海。まだまだマイナーなスポーツだが、今後も南伊豆での大会を継続し、アウトリガーカヌーレースの普及と、この海の素晴らしさを世界に発信していきたい」と意欲を見せる。

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