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松崎町にゲストハウス「エコトーン」 自然に親しむネイチャーツアーも

ゲストハウス「エコトーン」の森孝之さん(右)と大池安希子さん(左)

ゲストハウス「エコトーン」の森孝之さん(右)と大池安希子さん(左)

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 松崎町の自然に親しむ拠点を目指して開業したネイチャーツアー&ゲストハウス「Ecotone(エコトーン)」(松崎町岩地)が1月24日、オープンして1カ月がたった。

「エコトーン」ドミトリー部屋の様子(関連画像10枚)

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 同施設は、軽井沢でネイチャーガイドをしていた森孝之さんと大池安希子さんが経営する、「自然好きのための」ゲストハウス。松崎町の山や海、野生動物などを案内するネイチャーツアーの拠点も兼ねている。

 森さんは栃木県出身で、アメリカで動物生態学を学び、軽井沢で自然ガイドや野生動物保全に携わった経験を持つ。大池さんは北海道出身で昆虫生態学を学び、同じく自然ガイドの仕事に従事していた。

 「岩地の温泉と豊かな自然が好きで、大学時代から毎年訪れていた」と話す森さん。2人は2023年、もともと民宿や飲食店だった築50年の空き家と出合い、2024年に移住。地元の職人と協力しながら、できる部分は自ら改装して開業準備を進めてきた。

 施設名の「エコトーン」は、生態学で異なる環境が少しずつ移り変わる曖昧な場所を指す「移行帯」を意味する。名前の由来について、森さんは「海と川、川と陸など、異なる環境が重なる場所には多くの生物が集まる。私たちが人と自然の間に立つことで、双方にとって住みやすい環境づくりを手助けできれば」と話す。

 1階には共用ロビー、キッチン、温泉、個室を備え、2階には男女共用のドミトリールームと個室を備える。ロビーには、もともとあったアンティーク家具を活用して自然関連の本を並べるなど、自然への興味を促す空間を整備した。ドミトリールームには、プライバシーに配慮した特注の2段ベッドを設置し、仕切りのカーテンは自ら草木染めしたものを使っている。

 今後の展望について、森さんは「たくさんの人にツアーや宿泊を通じて自然の面白さを感じてもらえる場にしたい」と意欲を見せる。

 15時チェックイン、11時チェックアウト。宿泊料金は、男女混合ドミトリー=1人3,850円~、個室(最大3人)=1人6,600円~。予約は「Airbnb」とインスタグラムのDMで受け付ける。5台分の無料駐車場を完備している。

 ツアーはカヤックや星空、コウモリ観察などを楽しむナイトツアーを準備中で、季節に応じた多様なプランを企画していく。ツアーのみの予約も受け付ける予定だという。

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