「海上保安官と楽しく一緒に過ごそう」をコンセプトに、下田海上保安部による「海保フェスタ in 下田」が1月18日、道の駅「開国下田みなと」(下田市外ヶ岡)周辺で初めて開かれる。
同海上保安部は、全国11ある海上保安本部のうち第3管区海上保安本部に所属。静岡県・千葉県・東京都沖合の東西192海里、南北175海里を担当水域とし、船舶の安全航行や災害防除、環境保全、海難救助などに取り組んでいる。
同イベントは下田海上保安部が初めて主催するもので、道の駅では缶バッジ作りや海上保安庁の制服試着、海上保安庁のマスコットキャラ「うみまる」との記念撮影のほか、航路標識灯器や3D海底地形図の展示も行う。
道の駅すぐ近くの下田港では巡視船「かの」の一般公開や、羽田航空基地から飛来するヘリコプターによる海難救助展示訓練などを行う。
下田海中水族館(三丁目)のアザラシ館では、この日のための特別なアザラシショーを開催予定(要入館料)。アザラシの「サクラコ」が、海上保安庁の緊急通報用電話番号118番をアピールするという。
各会場を回ってスタンプを集めるとオリジナルノベルティーグッズがもらえるスタンプラリーも行う。
巡視船「しきね」に勤務する高取(たかとり)楓さんは「このフェスタを通じて、海上保安部の役割や業務内容について理解を深めてもらえれば」と話す。
総務係長の西原友里さんは「118番という海上保安庁の緊急電話について、特に知ってほしい。ダイヤルすると第3管区海上保安本部を経由し、該当地域の保安部に連絡がいく。間違い電話なども多いので、この機会に広く知ってほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~15時。下田海中水族館でのアザラシショーは11時45分~、14時15分~。