松崎町と西伊豆町は12月7日・8日の2日間、20~30代限定で田舎暮らしをリアルに感じられる「松崎・西伊豆移住体験会」を開催する。共催は、西伊豆町町づくり戦略課と松崎町移住定住促進協議会。
同イベントは、県内で高齢化率が一番高い西伊豆町と県内で人口が最も少ない松崎町が協力して、20~30代の若者に町を知ってもらい移住促進のきっかけになればとの目的で企画したもの。これまで、松崎町と西伊豆町ではそれぞれの町で現地移住体験会を開いてきたが、隣接する両町では生活圏や暮らしのスタイルが重なる部分が多いこともあり、今回は新たな試みとして両町で協力して体験会を企画した。
1日目は松崎町に現地集合し、畑見学や街なか散策のほか、松崎海岸で夕日観賞やバーベキューをするなど、田舎暮らしならではの生活を体験することができる。2日目は西伊豆町に移動し、安良里の町内散策や物件見学や山に入ってのシイタケ収穫などを予定する。
移住体験会へ参加する場合は、松崎町での滞在費を同町が補助する「移住希望者滞在費補助金」を活用することができる。
同体験会の開催に先立ち、11月17日には東京・有楽町で両町合同でのセミナーを開催。松崎町と西伊豆町に住む20~30代のゲスト2人が登壇し、トークセッションを行った。オンラインでの参加者も募り、当日は計14人が参加。参加者からは「田舎暮らしや古民家、DIYなどに興味がある」などの声が聞かれた。
今回のイベントを企画した西伊豆町地域おこし協力隊の丸山里奈さんと松崎町地域おこし協力隊の尾崎早苗さんは「合同セミナーと移住体験会を通じて、より多くの人に田舎暮らしや町の良さを知ってもらい、移住を考えてほしい。いろいろな人とのつながりを大事にして、今後、町の活性化につなげたい」と話す。
定員は先着5組。申し込みは12月1日まで、西伊豆松崎町移住ポータルサイトで受け付ける。