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下田で「温泉健康増進プログラム」 温泉や里山歩きを楽しみながら健康に

里山ウオーキングを楽しむ参加者たち

里山ウオーキングを楽しむ参加者たち

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 下田の温泉や里山を生かした「温泉健康増進プログラム」の開発を進めるためのモニター体験が10月28日、下田セントラルホテル(下田市相玉)で始まった。

温泉に入った後ヨガで体をほぐす(関連画像12枚)

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 下田市が主催する同プログラムは、温泉や里山が残る稲梓地区に伊豆縦貫道が開通することを受けて策定された「稲梓地域活性化基本計画」の中の一つに含まれているもの。温泉や里山など、地域の資源や風景を味わいながら健康増進を図る試みで、まずはモニター体験として地域の人々や来訪者に向け広く提供する。

 参加者はまずホテル内のコンベンションホールに集まり、AIを使って体のゆがみの計測や検温をした後に開会式に臨んだ。市内から参加した信田昌宏さんは「新聞広告を見て応募した。温泉を使って健康を増進できたらとてもうれしい」と話す。

 あいさつの中で、同ホテルの角田桂喜支配人は「(ホテルの)親会社である大正製薬は『セルフメディケーション』を提唱している。自分の健康は自分で守りながら、健康寿命を伸ばしていただければ」と話した。

 その後、参加者たちは講師からノルディックウオーキングの正しい歩き方のレクチャーを受けた後、同ホテルの「花と緑とさくらの小径」を出発。里山の風景を楽しみながら思い思いに約2キロのコースを歩いた後にホテルに戻って温泉に浸かり、入湯後に再度ホールに集まって講師の指導を受けながらヨガで体をほぐした。最後に再度健康測定を行い、事前の結果と比較しながらプログラムによる効果を確認した。

 同モニター体験は静岡県経済産業部の「伊豆ヘルスケア温泉イノベーションプロジェクト(ICOI)推進事業費補助金」も受けており、来年1月末まで全12回を行う。温泉入浴をメインに、ウオーキングやヨガなど、さまざまな体操を組み合わせたプログラムを用意する。

 下田市企画課の鈴木慈美さんは「参加者の真剣な思いを感じている。期待に応えていきたい」と意欲を見せる。

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