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「フェスタ南伊豆」で地場産品販売やキッチンカー出店 地元民らでにぎわう

南伊豆町ユウスゲ連と高円寺阿波踊り連協会による踊りの様子

南伊豆町ユウスゲ連と高円寺阿波踊り連協会による踊りの様子

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 地場産品の販売ブースやキッチンカーが集まり、和太鼓や阿波踊りの活気あふれるパフォーマンスなども披露された「フェスタ南伊豆」が10月20日、南伊豆町役場で開かれた。今年で21回目を迎えるイベントに、地域住民をはじめ多くの人が集まった。

南伊豆町のマスコットキャラ「石廊男爵」も最後尾で踊った(関連画像12枚)

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 開会式では南伊豆町スポーツ文化表彰が行われ、「全日本居合道大会」で活躍した宗村一さんと「沖縄フリーダイビングカップ2024」で女子総合3位に入賞した歳永ゆきねさんにスポーツ栄誉賞が贈られた。歳永さんは今夏のパリ五輪アーティスティックスイミング(旧シンクロナイズドスイミング)競技の日本代表「マーメイドジャパン」が着用した水着を製作し、コスチュームデザイナーとしても活躍した。

 開会式の後、会場に隣接する下賀茂商店街では南伊豆中学校有志によるソーラン節を皮切りに、交流自治体の東京都杉並区から高円寺阿波踊り連協会が参加し、南伊豆町ユウスゲ連と共に活気あふれる踊りを披露。最後尾では南伊豆町のマスコット「石廊男爵」も華麗に踊った。

 会場では御殿場で活動する富岳太鼓の勇壮な演奏の後、南伊豆町観光協会が伊勢エビのみそ汁を無料で振る舞い、用意した250杯分は10分足らずで品切れになった。

 子どもたちに人気の「はたらく車の展示コーナー」では、東京電力パワーグリッドが高所作業車の試乗会を行い、子どもたちは高さ15メートルから地上で見守る家族に笑顔で手を振った。

 イベントの最後には、恒例の抽選会や餅まきも行われた。

 役場内の湯けむりホールでは、同町と地域活性化・DX推進で提携している「AKKODiSコンサルティング」が、さまざまなデジタル体験ができるブースを開設。「AI町長なりきり体験」「AI作曲体験」「古民家宿泊施設VR体験」などの先端技術を紹介した。作曲AIによるメッセージソング作りでは、参加者たちの「遠くで離れて暮らす息子に帰ってきてほしい」「若い人たちに集まってほしい」などの心の声も寄せられた。

 同社のテックコンサルタントで南伊豆町CIO補佐官も務める古家憂ニさんは「AIやVRの先端技術は決して地方の良さを損うことなく、むしろ南伊豆の魅力や良さを再発見していただきながら楽しんでほしい」と話す。

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