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下田市の「まちなかゲストハウス伊勢町」が5周年 商店街の空き家活用

「まちなかゲストハウス伊勢町」オーナーの佐久間梓美さん

「まちなかゲストハウス伊勢町」オーナーの佐久間梓美さん

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 下田の市街地、商店街の中ほどにあるゲストハウス「まちなかゲストハウス伊勢町」(下田市二丁目)が8月1日で5周年を迎えた。

町のシンボル「蛇の目」をデザインした看板(関連画像7枚)

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 オーナーの佐久間梓美さんは下田市出身で、グラフィックデザイナーとしても活躍。2016(平成28)年、家族で東京から下田の実家に帰ってきた。子どもが大きくなり、古い造りの家に不便を感じたことから市内の別の場所に転居し、空いた実家をゲストハウスとして活用することにした。

 実家の一室をリノベーションし、2段ベッド、テーブル、キッチンを備えた同ゲストハウス。トイレやバスルームも完備する。「他のゲストハウスと違い、旅行者同士の交流スペースはなく、完全独立型なので自分の部屋のように落ち着いて過ごせる」と佐久間さん。商店街の中心に位置しているので、車では訪れにくい飲食店やスーパー、おもちゃ店、衣料品店など、地元住民が普段利用する店に気軽に行くことができることから「ディープな下田を楽しめる」とも。 

 オープンから1年後にはコロナ禍で半年間の休業を余儀なくされたが、セルフチェックインなどの新しいシステムを導入し、現在では外国人旅行者のほか、大学の研究者や企業の研修生などでも利用されているという。

 宿名の「伊勢町」は、同店がある地域の昔の名前。江戸時代から1962(昭和37)年まで使われていた歴史ある名を残したいと考えたという。看板には、伊勢町のシンボル「蛇の目」を表す赤い丸を、宿名とともにデザインしている。

 「町なかの商店街から歩いて15分もすれば海に行くことができるし、観光施設も近い。さまざま顔を持つ下田を楽しんでほしい」と佐久間さんは呼びかける。

 宿泊料金は1泊5,000円~。定員2人。2泊から長期滞在の30泊まで予約可能。予約はairbnbで受け付ける。町内散策用のレンタルサイクルも用意(無料)。

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