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「学生は地域の資源」 早大生が南伊豆で講演、若者視点の価値語る

「田舎留学プロジェクト」事務局長の三井大輝さんが登壇

「田舎留学プロジェクト」事務局長の三井大輝さんが登壇

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 講演会「よそ者・若者が問い直す『南伊豆の真価』」が12月19日、南伊豆町役場「湯けむりホール」で開かれた。同町で9月に行われた「田舎留学プロジェクト」の事務局長で早稲田大学3年の三井大輝さんが登壇し、地元の事業者ら約60人が耳を傾けた。

次回「ふかめる田舎留学プロジェクト」で事務局統括責任者を務める鏑木怜依さん(関連画像4枚)

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 南伊豆町では2018(平成30)年から同大と連携し、学生が地域の課題解決を提案する「地域連携ワークショップ」を継続している。「田舎留学プロジェクト」は、2023年の学生らの提案を基に今年9月に初開催したもの。全国から集まった学生24人が6泊7日で滞在し、ボランティアや中学校での授業を通じて住民と交流を深めた。

 南伊豆町産業団体連絡協議会が主催した今回の講演で、三井さんは「都市の限界と地方の時代を見据えた学生という資源の活用論」を演題に、若者の視点から見た町の可能性を語った。三井さんは、過疎化が進む地方において「関係人口」の創出が不可欠であるとした上で、「外部から来た若者だからこそ気付ける価値がある。学生という柔軟な存在を地域資源として受け入れ、挑戦の場を用意することが町の将来につながる」と説いた。

 さらに、同大のサークル「思惟(しい)の森の会」が岩手県田野畑村で約50年にわたり植林や交流を続けている事例を紹介。外部人材を単に「使う」のではなく、対等に「共につくる」関係を築くことの重要性を強調した。講演後には、若者と地域が具体的にどう協働すべきかについて、来場者との間で質疑応答を通じた意見交換も行われた。

 会の終盤には、2026年2月に開催予定の「ふかめる田舎留学プロジェクト」について、事務局統括責任者を務める早稲田大学2年の鏑木怜依さんが準備状況を報告。鏑木さんは「プロジェクトを継続し、さらに深めていきたい」と、町民へ向けて継続的な協力を呼びかけた。

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