河津町の子育て支援拠点として建設された地域子育て支援センター「かわづっこひろば」(河津町田中)が開館して3月6日で4カ月がたった。
同施設は河津町の少子化対策の一環で建設され、「子育て支援センター」「児童館」「一時預かり保育」「ファミリーサポートセンター」と4つの機能を持つ。
内装には地場の木材を使い、設置する大型遊具は安全性を考慮してドイツ「HABA(ハバ)」社のものを採用。積み木は「童具館」(東京都大田区)の和久洋三さん監修のものをそろえる。入り口の看板は絵本作家の本信公久さんが手がけた。
保育室は子どもの成長に合わせ、乳児が遊べるエリア、ごっこ遊びのエリア、体力遊びのエリアなど6つに分かれている。屋根のある屋外エリアには人工芝を敷き、ボール遊びもできるようにした。
そのほか飲食ルームや授乳室、一時預かり室、イベント利用できる多目的室がある。児童館として、小学生が放課後や休日に利用することもできる。
「最近は、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんが小さい子どもを連れてくることが多くなった」と町役場の担当者は話す。「おもちゃも遊具もあって、安全に遊ばせることができる場所なので、お父さんたちも利用しやすいのでは」とも。
同施設は河津町民だけでなく賀茂地域(下田市・東伊豆町・南伊豆町・西伊豆町・松崎町)内に住む人や、河津に実家がある人も利用できる。賀茂地域では珍しく、土曜・日曜も開館している。
「毎月、さまざまなイベントを開いている。河津町だけでなく近隣の市町の子どもたちにもぜひ遊びに来てほしい」と呼びかける。
利用時間は9時30分~16時30分(12時~13時は清掃のため飲食ルーム以外は入室不可)。火曜・祝日と年末年始(12月28日~1月3日)は休館。入館無料。一時預かりは町民のみ1時間500円で利用可能(2人目半額)。