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グルテンフリーカフェ「ペリーベリー」が5周年 昨夏に下田から南伊豆に移転

5周年を迎えた「ペリーベリー」の中村良平さん・沙知さん夫婦

5周年を迎えた「ペリーベリー」の中村良平さん・沙知さん夫婦

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 下田ペリーロードで開店し昨夏に南伊豆町に移転したグルテンフリーカフェ「Perry Berry(ペリーベリー)」(南伊豆町湊)が2月10日で5周年を迎えた。

米粉のパンケーキをアレンジした「伊豆いちごパンケーキ」

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 店主の中村良平さんは「店がペリーロードにあったことと、イチゴなどベリー類をふんだんに盛り込んだメニューを考えていたことから、店名を『ペリーベリー』にした」と明かす。

 東京でビジネスマンをしていた中村さんは2013(平成25)年、下田へUターン。家業である老舗の卸売・小売店「大川屋」を手伝っていたが、ペリーロードの空き店舗での開業を打診され、後に妻となる沙知さんとの出会いも重なって、自分の店を開くことを決意した。

 同店はグルテンフリーをコンセプトに掲げる。2人で協力して開業準備を進める中、沙知さんの体調に合わせて小麦粉を使わないメニューを考えたことが、店の方向性に大きく影響したという。

 「下田の中心観光地であるペリーロードでは、客の波を読むのが難しかった」と良平さんは5年間の苦労を振り返る。そんな環境でも着々と実績を積み、コロナ禍では伊豆から客足が遠のいて売れ残ったために冷凍保存された地元農家の冷凍イチゴに着目して、果実をそのまま削る「かきいちご」をメニューに追加。テイクアウトにも対応した新たな名物を生み出した。

 南伊豆町に移転したのは2022年7月。引っ越した住まいから近く、立地や駐車場も理想的な条件で日当たりも良い物件との出合いで即決し、約2週間でスピード移転した。

 「内外装や家具など、全て自分たちの好みにできて満足。人気の観光スポットからさらに南へ移動したことで、当店を目指して来てくれるお客さまに絞られ、本来の自分たちのスタイルに立ち返ることができた」と沙知さん。「今後は菓子製造業の資格取得や、ネット販売にも力を入れていきたい」と抱負を語る。

 現在、同店では「いちごフェア」と題して、看板メニューである米粉のパンケーキをアレンジした「伊豆いちごパンケーキ」(1,500円)や、南伊豆産の「紅ほっぺ」を使った「伊豆いちごパフェ」(1,300円)などを販売。物件オーナーでもある「南伊豆ファーム」のイチゴも販売している。

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