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「熱川バナナワニ園」で米映画コラボ 企画の原動力は幼い頃の絵本の思い出

「熱川バナナワニ園」で映画「シング・フォー・ミー、ライル」コラボ企画

「熱川バナナワニ園」で映画「シング・フォー・ミー、ライル」コラボ企画

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 飼育しているワニの種類が日本一を誇る「熱川バナナワニ園」(東伊豆町奈良本)で3月3日、映画「シング・フォー・ミー、ライル」とのコラボレーション企画が始まった。その一環で「伊豆熱川駅」の副駅名に「ワニのライル♪駅 バナナワニ園前」が掲げられている。

副駅名の掲示を喜ぶマスコットキャラ「熱川ばにお」たち

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 同作は、美しい歌声を持つワニ・ライルを主人公とするファンタジーミュージカル映画で、3月24日から全国上映される。原作は1984(昭和59)年に出版された絵本「ワニのライルがやってきた」。「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」の音楽スタッフが楽曲を手がけ、日本語吹替版のキャストは大泉洋さん、石丸幹二さん、水樹奈々さんらが務める。配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。

 今回のコラボは副園長の神山浩子さんの発案によるもの。「家業が『バナナワニ園』だったので、小さい頃からワニの絵本やおもちゃに囲まれて育った」という神山さん。「原作絵本は小さい頃に母が読み聞かせをしてくれた思い出深い大好きな作品。それが映画になって日本に来ると知り、配給会社にコラボを打診した」と経緯を話す。

 副駅名のほか、オリジナルイラスト入りの限定入場券を販売し、園内各所に写真スポットを設けるほか、園内フルーツパーラー内では「ラ・ラ・ライル♪サンド」(800円)や「陽気なジョッシュのピザ&ポップコーン」(1,300円)などのコラボカフェメニューを提供。コラボカフェメニュー注文客には、限定1000枚のスマホステッカーを進呈する。

 「ワニは人を襲う怖い存在として描かれることが多いが、それはワニ本来の姿ではないと思っている。日頃からワニを観察していると、のんびり愛らしいと感じる。そんなワニの一面を伝えたいという思いが、映画配給会社の担当者とも合致した」と神山さん。「来園や映画を通じて、ワニの優しさを感じてほしい」とも。

 開園時間は9時~17時。入園料は、おとな=1,800円、こども(4歳~小学生)=900円、4歳未満無料。副駅名をはじめとするコラボ企画は5月7日まで。

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