
8月末までで市内10カ所全ての海水浴場の開設期間が終わった下田市が9月3日、本年度の海水浴場客数を取りまとめ、市内の海水浴場全体の海水浴客が前年比約30%増だったと発表した。
下田市では例年、海の日を含む3連休の初日に海開きを行い、多くの海水浴場で8月第4日曜日まで、最も遅い場所で8月31日まで海水浴場を開設している。
今年は暦の関係で昨年より海水浴場開設日は1週間ほど短かったが、下田市全体の海水浴客は26万4320人と前年比28.3%増だった。内訳を見ると、白浜大浜海水浴場への来場客が17万人(前年比83%増)と大きく増えたが、その他9カ所はいずれも前年と同水準または減少となった。
この数値について、下田市観光交流課の担当者は「昨年は南海トラフ地震臨時情報の影響で海水浴客数が落ち込んだ。今年は週末を中心に天気にも恵まれ、海水浴場開設期間は昨年より短かったものの、昨年よりも多くの客に海水浴を楽しんでいただけた」と話す。
白浜大浜海水浴場の客数が大きく伸びたことについては、「やはり下田の海といえば白浜というイメージが強いのでは。数字を分析し、来年度の誘客方法などを検討したい」とも話す。
下田市観光協会では現在、市内の行ってみたいビーチや行って良かったビーチをウェブで投票する「第2回下田市海水浴場総選挙」を行っている。9月8日現在の途中経過では、1位=白浜大浜海水浴場、2位=入田浜海水浴場、3位=多々戸浜海水浴場となっている。投票は9月23日まで。投票者の中から抽選で下田の特産品が当たる。