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南伊豆町でシニア向けeスポーツ体験会 脳と体を活性化、町長もプレー

応援にも熱が入った

応援にも熱が入った

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 南伊豆健康福祉センター(南伊豆町加納)で7月15日、高齢者を対象としたeスポーツ体験会が開かれた。体験会は2回に分けて実施し、計15人が参加。岡部克仁南伊豆町長もプレーした。

「太鼓の達人」をプレーする岡部克仁南伊豆町長(写真一番左)(関連画像4枚)

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 主催は南伊豆町地域包括支援センター。同町の一般介護予防事業の一環で開いたもので、昨年に続き2回目。町単独での実施は今回が初めてとなる。

 当日は、リズムゲーム「太鼓の達人」のほか、今回初めて導入した「UDe-スポーツ(ユニバーサルデザイン・eスポーツ)」の「だるま落とし」「モグラたたき」など、赤・緑・黄・青の4色のボタンを使ったゲームを用意。参加者は体と頭を使いながらゲームを楽しんだ。

 「UDe-スポーツ」は、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめるよう設計された施設・自治体向けのeスポーツサービス。「太鼓の達人」は、60歳以上の高齢者を対象とする全国健康福祉祭(ねんりんピック)のeスポーツ正式種目にも採用されている。

 最初は緊張した様子だった参加者たちも、次第に声を上げて他のプレーヤーを応援したり、後ろで同じ動きを真似したりするなど、会場が一体感に包まれた。得点を記録し、繰り返し挑戦する中でスコアが向上すると、喜ぶ姿も見られた。

 参加者からは「孫がやっていて興味があった。普段はなかなかできないので良い機会になった。身体にも頭にも良い運動になった」などの感想が聞かれた。

 実際にゲームを体験した岡部町長は「簡単なゲームではあるが、非常に良い運動になる。今後もこうした体験会を続けていきたい」と述べた。

 企画を担当した南伊豆町地域おこし協力隊の新井静子さんは「今後はUDe-スポーツのレンタル期間中に町内のサロンなどへ持ち込み、より多くの方に広めていきたい」と話す。

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