
伊豆南エリア(賀茂地域)1市5町(下田市・東伊豆町・河津町・南伊豆町・松崎町・西伊豆町)に28ある海水浴場が7月19日から続々と海開きを迎える。
7月19日の白浜中央海水浴場、入田浜海水浴場(以上、下田市)、熱川YOU湯ビーチ(東伊豆町)、乗浜海水浴場(西伊豆町)など15カ所の海水浴場の海開きを皮切りに、23日には子浦海水浴場(南伊豆町)、25日には今井浜海水浴場(河津町)が海開きを行う。
26日には松崎町の全4カ所の海水浴場や弓ヶ浜海水浴場(南伊豆町)が海開きを行い、8月1日に柿崎海水浴場(下田市)や黄金崎海水浴場(西伊豆町)で全28カ所の海水浴場がオープンを迎える。終了時期は場所により異なるが、多くの場所が8月24日までで、最も遅い場所(白浜大浜海水浴場、磯 SeaGarden IKEJIRI)では8月31日まで海水浴を楽しむことができる。
開設時間中はライフセーバーや住民有志が監視を行い、安全な海水浴環境の維持に努める。一部の海水浴場ではドローンを使った監視のほか、海水浴客と一緒にビーチクリーンも行う。
海水浴場のオープンに先立って4月~5月に県が実施した水質調査では、同エリア内の海水浴場のうち4分の3が、特に良好な水質を示す「AA」だった。特に下田市では市内10カ所の海水浴場のうち9カ所がAA、1カ所がAと、良好な水質を示す場所が多かった。
下田開国博物館の公式ユーチューブチャンネルでは6日、「極上の海水浴場10選」と題して、市内の海水浴場を紹介する動画を公開した。各海水浴場への穴場度や海の穏やかさ、アクセスのしやすさなどと共に、周辺の観光スポットなどを英語表記も交えた約8分の動画で紹介している。
下田市観光協会では現在、市内の海水浴場の中から「推し海」に投票してもらう、第2回下田市海水浴場総選挙を実施している。7月15日時点の途中経過では白浜大浜海水浴場が一番人気となっている。
同協会事務局長の藤原徹佳さんは「今年も例年のようにホームページでの海水浴情報をこまめに更新していく。海水浴を早めに切り上げて市内で遊ぶというプランも提案できるよう職員には周知しているので、ぜひ観光協会も活用しながら下田の海を楽しんでほしい」と呼びかける。