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「リゾート21」40周年 伊豆急の名物列車を祝う記念撮影会など開催へ

企画を担当する佐野勇人さん

企画を担当する佐野勇人さん

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 階段状の展望席や海岸線の景色を楽しめるよう窓を向いた座席が特徴的な伊豆急行の「リゾート21」が7月20日で誕生40周年を迎える。それを記念した撮影会やグッズの販売などを行う。

デビュー当時の「リゾート21」(写真提供=伊豆急行)(関連画像6枚)

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 「リゾート21」は、1985(昭和60)年7月20日に営業運転を開始した伊豆急行2100系電車の愛称。赤・白・青のトリコロールカラーの外装の車両は、大きな前面の窓と階段状の席からの眺めで運転士気分が味わえる展望席や、伊豆の海岸線の景色を楽しめるよう窓を向いた座席といったユニークな設備を備え、デビュー当時から大きな話題となった。

 誕生当時から「マイカーではなく電車で伊豆を訪れる人を増やしたい」との思いから、あえて特別料金不要の普通列車として運行していることも大きな特徴の一つ。現在は伊豆の特産品をイメージした赤い「キンメ電車」と、下田に来航した黒船をイメージした「黒船電車」の2編成が活躍している。

 記念企画を担当する佐野勇人さんは「40周年を迎えた今でも、リゾート21デビュー当時のインパクトの強さを語る声が多く聞かれる。そうしたファンの思いも大切にして、40周年のメインビジュアルには赤・白・青のデビュー当時の車両の姿を描いた」と話す。

 記念イベントとして、7月20日に伊豆高原駅の検査場内で「キンメ電車」と「黒船電車」が並んだ姿を撮影できる「リゾート21デビュー40周年記念撮影会」を開く。参加料は1人2,100円で、18時から30分ごとに4回開催する。チケットは当日9時から、伊豆高原駅改札前特別ブースで販売する。

 記念グッズとして、リゾート21の車両がプリントされた5枚の硬券と、リゾート21のコンセプトなどが書かれた台紙をセットにした「リゾート21デビュー40周年記念乗車券」(1,100円)、過去のヘッドマークなどをデザインしたキーホルダー(全4種、各600円)とステッカーシールセット(4枚入り、500円)も7月20日から販売。9月1日からはオンライン販売も予定する。「どのヘッドマークを商品化するか、数十種類の中から選んだ」と佐野さんは明かす。

 7月26日からはデビュー40周年記念ヘッドマークを掲出した車両が、熱海~伊豆急下田間を走る。キンメ電車では8月12日まで、黒船電車では12月26日まで、掲出する。

 佐野さんは「40周年を迎えたリゾート21には、これからも伊豆急行の看板車両として走り続けてほしい。今後も多くの人に愛され続ける車両であってほしい」と期待を込める

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