伊豆特産の新種のかんきつを使用した東伊豆町オリジナルカクテルの提供が2月11日、町内7つの宿泊施設で始まった。
カクテルの開発は、東伊豆町・サッポロビール・跡見学園女子大学による、新たな名物を生み出すための連携事業。東伊豆町がかんきつを、サッポロビールがベースとなる酒類を、跡見学園女子大学の学生がロゴマークやフライヤーなどの広告デザインを担当した。
カクテルに使うのは新種のかんきつ「いずのはる」。JAふじ伊豆管内の生産者が育てた品種「はるひ」を「いずのはる」と名付け、伊豆から全国へ出荷している。甘味が強く水分が多めで、程よい酸味が特徴。種が多いため、搾ってジュースにする使い方が推奨されている。
「いずのはる」は2月下旬~3月末が旬で、ちょうど河津桜の開花期とも重なる。伊豆から生産が始まり、春の始まりを告げる時期から採れ始めるかんきつということから「ハジマリのカンキツ」というキャッチコピーを考案。カクテルの名称は「いずのはるサワー」とした。
同町の温泉宿「石花海(せのうみ)」(東伊豆町稲取)は、おかみとスタッフがカクテル開発事業に参加。スタッフの竹内さんは「食事メニューにオリジナルカクテルを添えて、さらに地域色を強くしたい」と意気込む。「館内のインスタ映えスポットとオリジナルカクテルを組み合わせた写真も発信していきたい」とも。
同カクテルは石花海のほか、稲取銀水荘・東海ホテル湯苑・水生の庄・熱川プリンスホテル・志なよし・ふたりの湯宿湯花満開で提供する。3月中に販売終了となる見込み。