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下田で初の「赤ちゃんハイハイレース」 赤ちゃん30人が人生初レース奮闘

ゴールにいる母親に向かって進む幼児

ゴールにいる母親に向かって進む幼児

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 ハイハイやヨチヨチ歩きの赤ちゃんが参加する「下田市赤ちゃんハイハイレース」が6月14日、下田市民スポーツセンター(下田市敷根)で初開催された。

メダル授与の様子(関連画像8枚)

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 同イベントは、地元のケーブルテレビ局「下田有線テレビ放送(SHK)」(東本郷)が企画したもので、官民が協働して行う地域イベント「下田わくわくパークこれば!」内で実施された。

 レースは0歳~2歳の乳幼児を対象に、「ハイハイ部門」と「ヨチヨチ部門」に分かれて実施。約4メートルのコースを、ゴールで待つ保護者の元まで進む形式で行われた。保護者には、子どもの気を引くためのおもちゃを1つだけ持つことが許された。ぬいぐるみやキャラクターグッズを持つ保護者が多かったが、中には鍵やバケツ、ギターなどユニークなアイテムで子どもの気を引く保護者の姿も見られた。

 当日は約30組の親子が参加。レース前には家族へのインタビューも行われ、保護者たちは家庭でのエピソードやレースへの期待を語った。スタートの合図とともに、名前を呼びかける保護者の声に、笑顔で進む子、泣き出す子、逆走する子など反応はさまざま。会場は声援と笑い声に包まれた。

 レース終了後、参加者全員に「完走証明証」と伊豆の木材を使用した木製メダルが授与された。このメダルには、子どもが口に入れても安全な塗料が使用されており、地元の建築会社「山本建築」(大沢)と下田中学校の生徒たちが協力して制作した。

 ハイハイ部門で優勝した三好晴登ちゃんの母親は「人生初のレースで優勝できて本当にうれしい」と興奮を抑えられない様子で話した。記録は13秒だった。

 主催した下田有線テレビ放送の淺田力さんは「暗いニュースが多い下田では、子育てに不安を感じることもある。だからこそ自分たちの手で明るい話題を作り、下田での子育てが楽しくなるきっかけにしたかった」と開催の思いを話した。

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