今年で33回目となる「河津桜まつり」が現在、開催されている。場所によっては見頃を迎えている木も見られ、多くの観光客でにぎわいを見せている。
早咲きでピンク色の花が特徴の河津桜発祥の地として知られる河津町。期間中、中心地となる河津駅すぐ近くの河津川沿いの約850本の桜並木と、その下に並ぶ飲食店の屋台が人々を楽しませる。
20日は天候に恵まれたこともあり、平日にもかかわらず多くの観光客が訪れ、河津駅から大勢が会場に向かう姿が見られた。会場付近には渋滞が発生し、満車となっている駐車場も見られた。
飲食店の屋台も活況で、さくらソフトクリームやさくらビールなど、桜を使った品を楽しむ人の姿も見られた。地元で採れたかんきつ類をその場で搾る「生搾りジュース」を販売する屋台が複数見られ、さまざまな場所からかんきつの良い香りが漂っていた。
桜並木のほぼ中央に出店する河津町観光協会売店の担当者は「桜並木の両端、ライトアップされるエリアには満開に近い木も見られる。この売店の近くなど中央付近の見頃はまだこれから」と話す。
当初「河津桜まつり」の期間は2月28日までとしていたが、開花の遅れが見られるため会期を3月5日まで延長する。